今度の審神者は超怖がりでした《与》 (ページ37)

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海来たけど･･･ページ37

ザッパーン･･･ザザザザザッパーン。

『･････････』

遂に来てしまった海。
こんのすけに(薬研兄さんが)頼んでお留守番をして貰った。
｢はい！！喜んで！こんのすけは審神者様のレベルアップ楽しみにぐげッ･･･！｣なんていうから顔面ホールドしてやった。
俺がすぐこんのすけにビビるのでこんのすけは俺に怖さ耐久性をつけて欲しいと願ったのだろうが余計なお世話だ。

刀剣様達はもう俺の周りにはいない。
海に突撃して行った。

『審神者はここで本日待機です･･･』

俺がいるのは砂浜で作ったかまくらである。
かまくらは基本、人の熱で暖かくなっていく。
そして普通は冬にやるものだ。

夏にかまくらはバカ行為である。
サウナ状態になるのだから。
でも暑くても我慢だ。

みんながキャッキャしているのを無言で見ている俺はザッザッと聞こえる音に耳を傾けた。

｢｢せーのッ･･･｣｣

2つの影はこの掛け声と共にかまくらを破壊した。

ドガーン！

『ぎゃぁぁぅぉおおおおッ！？』

ゴジラの様に建物を破壊した2人は満笑の顔で俺を見た。

｢何一人でかまくら作ってんだよ！お前には男気がねーのか？｣

｢カネさんは主さんと一緒に遊びたいんですよ！｣

｢違っ･･･/////違わねーけど･･･｣

ゴジラの正体はカネさんさんと堀川くん。
2人は破壊されたかまくらの砂を被った俺に手を差し伸べる。

『･･････』

｢オレ達とパリピにならねーのか？｣

『あ、結構です･･･』

｢何っ？！折角一人で寂しがろうお前を誘いに来たのに･･･｣

『･･･』

パリパリピーポーは結構です。大丈夫です。間に合ってます。
どっちにしろ泳げないし･･･装置外さないと入れないし･･･何より、思い通りに動かない。

『いいよ･･･俺思い通りに動けなくなっちゃうから』

｢ったく･･･仕方ねーな！国広！やっちまえっ！｣

｢はいっ！カネさん！｣

俺はいきなり羽交い締めされて来ていたパーカーを脱がされる。
そして露わになった装置に手をかけられる。