今度の審神者は超怖がりでした《参》 (ページ6)

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俺のぷりん食べたの誰！ページ6

『おい！俺のぷりん食べちったの誰だ！正直に手を上げろ！怒らないから！』

疑問が返ってきた今朝の本丸。｢ぷりんとは？｣という顔だ。

冷蔵庫にプッチンプリンが無くなっていてスライディングで大広間に来た。
勢い余りすぎてスパァァァァンと思いっきり外れた障子が廊下に横たわっていた。
そうとも知らず、大声で怒鳴る俺。
･･･ん？怒ってるな。俺。怒らないって言ったけど。

『何故黙る！こうなったら･･･こうなったら！全員まとめて仕置きですけど･･･大丈夫ですか？
今言わなくて大丈夫？言わないと･･･俺･･･知らないよ？』

今言ったら怒らないという先生がよく言ってた詐欺である。どっちにしろ怒るじゃねーか！と反発したら怒られました審神者。
言ったら怒る。言わないと怒る。黙ると怒る。
俺が怒られないという選択は？どこいったんですかぁ？
俺も怒りたくないんだけどさぁ･･･って言うけどそんなに怒りたくなけりゃ怒るな。無理をするな。

という話はさておき。ぷりん大事件。

『ぷりん今度作ってあげるのに！くそう、何故ぷりんがないのだ！』

｢君が食べたのだろう？その、ぷりんってヤツを｣
と鶴さん。

『食べてないから言ってんの！しっかり奥に突っ込んどいたのに！誰が食べたのじゃ！答えよ！』

｢･･････俺は食べてないぞ？｣By鶴さん

『はい、そーゆーの言う人大体嘘こいてる～！』

｢えぇ｣

『そうやって言うもんじゃないのさ、黙るのも良くないがな･･･ふはは』

タイミングが大事なのだ。って俺は何ぷりん犯人がいるかもしれないのにヒントを言ってしまったのだろうか。自分の愚かさを感じました。

『早く言うと疑われるし、逆に何も言わなかったら殺されます、まぁ人ってなんと残酷なのでしょう』

｢｢｢･････････｣｣｣

『ぷりん1個ならまだしも2個、3個なら許さぬけどな！･･･確か冷蔵庫にまだふたつ残っ｢俺が見た時ぷりんひとつになってたよ･･･｣』

なんで清光知ってるの？が感情のまま、声が出る。

『なんで清光知ってるの？ぷりんって言う言葉分かるの俺だけなんだけど』

｢あ、えと･･･三日月さんと食べた、ごめん。なんか美味しそうだったから･･･｣

気まずくなった雰囲気を更に気まずくしたのだけど
ぷりん犯人の1人、三日月さんが笑ってた。

｢はっはっはっはっ･･････愉快愉快｣

『何処がだっ！』

｢主、今度僕に作り方をｰｰ｣

『今じゃないっ！みっちゃん！タイミング！』