今度の審神者は超怖がりでした《弐》 (ページ3)

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大会終わりのネタばらし② ページ3

『長谷部執事は絶対驚かせようとしてこない！これは断言出来る！だって俺護ってくれるもん！』

長谷部執事は事前に聞いてくるからな。

｢主、本日の夜･･･本当に驚かせてもよろしいのでしょうか｣

『断る！』

って絶対なるからな。長谷部くんは有り得ないからな！清光も近侍だし今日も可愛いから怖がらせないで！なんて足止めさせたからな。ふふっ。
近侍はダメ。まぁ、清光もやる気なかったし。見るからに。

『今度の、そのマニキュアってやつ？塗ってあげるから』

｢ほんと？！じゃあやらない！｣

怖がらせないようにしてもらうために予約しておいたよ。わざわざ。

まあ、そんなとこか。みっちゃんは自分からだし、何も言うことは無いな。主催者だったよね？！
以外に何も無いな。うむ。

ていうかさ･･･。

『気になるんだけど、このカラクリ･･･動いたんだけどさぁ』

｢ん？そりゃカラクリだから動くだろう？｣

『いや、真っ暗で何も見えなかったからさ、どんな感じなのかなぁって。鶴さんの傑作品』

｢あぁ･･･、これは君も大驚きだろう！｣

一斉に照らされるカラクリ。そのからくりは長髪のマネキンで、手が折れ(折らした)、真っ赤な液体がぽたぽた･･････と･･････。

『ひっ、ひっ･･･』

｢ん？どうした？｣

『ひぎゃぁぁああああああああっっ！』

その場にいる刀剣さん達の耳に貫き通るぐらいの大声を出したA。血はダメ。赤い液体はダメ。
bloodはダメぇぇぇぇぇっ！

『あが･･･あっ、あ･･････』

大声で消えたロウソクを持ちながら後ろに倒れる。

どったぁぁぁぁん！！

｢｢｢｢｢主ッッッッ！！｣｣｣｣｣

最後に聞こえたのは、神様の声の｢主ッッッッ！！｣
だけでした。