今度の審神者は超怖がりでした (ページ35)

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こんにゃくは大切にページ35

今日の夜ご飯、ヤケに美味しかったのでそのまま寝てしまいました。
起きたら周りには誰もおらず、ロウソク1本がそこにあっただけでした。

『ん･･････んー･･･。清光･･･？』

時計を見たらまだ8時。何時もなら皆で遊んでます。
でも今日は誰もいません。何故でしょうか。
俺には嫌な予感しかしません。
辺りは真っ暗。ロウソクを頼りに清光を探します。

『ん、んー･･･きーよーみーつー？』

廊下はギシギシ音を立て、急に頬にペチョリと当たるものがありました。
多分、こんにゃく。真っ暗で何も見えないけど、無数にこんにゃくが吊らされています。

『････････』

何を思ったのか俺はこんにゃく様がどの様な感じでつらされているのかを確かめました。
ただ単に紐でくくりつけてあるだけでした。
その根元を掴み･･･。

ぶちぃっっ！

『5番、Aピッチャー･･･投げました･･･』

ガラガラがっしゃぁぁああん！

超高速球。なんか、変な音したけどいいか。その後全こんにゃくを同方向に投げました。

『すとらいーっく、バッターアウトっ！』

投げ終わったあと、目を擦っていると。

｢はわわわわわわわ･･･ッ！｣

｢大将、やべぇな･･･｣

眠たくて眠たくて、脳もぼーっとしていたためか。
そこにいたのが誰か認識できず。

『君らも･･･俺の超高速球で投げ飛ばされたい？』

なんて言ったらしいです。目が光ってたらしい。
後から聞こえたのは本丸中に響き渡る、誰かの悲鳴。

｢ぎゃあああぁあああぁああああっっ！｣

その正体は五虎退くんだったそう。
後でちゃんと謝りました。