冷えぴったん ページ15
土方side
サタコさんを必死にお帰り願って消えたのを確認してホッとした顔をしていたら。現次に睨まれた。
『・・・・・・んだよ』
「・・・・・・・・・けほっけほっ!」
睨むというか虚ろな目で俺を見ていた様だ。咳き込む奴の背中を撫でる。ゆっくり撫でてやるとぐらりと俺に倒れ込む。
『・・・総悟!冷えぴったん持ってこい!』
俺は咄嗟に総悟に呼びかける。冷えぴったんとは冷えピタの事である。熱で自動的に剥がれるアレである。総悟はその場に全く動かず、というか俺を睨む。
『何してんだ!早く!』
「・・・・・・そこ、代われ土方」
『はぁ?!』
「だから、そこ代われって言ってんでィ!」
『・・・代われって・・・何言っぎゃぉう!』
俺はとてつもない声を出し総悟に廊下に向かって押される。ゴロゴロ転がり障子を破り廊下に出ると
「ギャァァッ!」という声が聞こえた。振り返ると山崎が俺にひかれていて・・・。気絶していた。
『すまん・・・・・・』
何も悪いことをしていない山崎を・・・見捨て俺は俺を押した人物を睨む。
「はやく冷えぴったん取ってこいよ土方ァ〜」
『何上から目線だテメェ!』
「・・・・・・ゼェゼェ・・・」
『・・・・・・チッ』
俺はすこすこと冷えぴったんを取りに治療室へ向かう。
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Lime(プロフ) - 【死神くんは真選組】めっちゃ面白いです!主人公の過去とかもしっかりしてるし想像力豊か!!僕原作沿いの小説苦手で非原作沿い漁ってたんですけどとてもいい作品に出会えました!!更新ゆっくりでいいので待ってます! (2022年7月5日 22時) (レス) @page48 id: 9dc1bcf53d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:のろすけ | 作成日時:2019年6月17日 19時