死神くんは真選組で【2】

会議じゃない会議 ページ19

事件が終わって1週間。何事もなく平和な江戸の町。それはごく普通の事なのだろう。でも真選組では攘夷浪士達が大きな作戦でも立てているのではないかと幹部の会議が行われた。

近｢んー、平和なんだけどなぁ･･･何かなぁ｣

『なんかって何でしょうか。具体的に』

近｢平和すぎてお妙さんに会ってばっかりで全然仕事してない｣

『言いましたね？はっきり言いましたね？今言いましたよね･･･！仕事してないって！』

近｢俺にとってお妙さんに会う事も仕事なんだけどw｣

『いや仕事じゃないから！』

土｢そんな事言ったら此奴も仕事してねーよ｣

親指で隣に寝そべってアイマスクをしている人を指さす。

『お兄は！いいんです！許してあげてください』

土｢なんで野郎は良くて近藤さんはダメなんだよ｣

『成長期だから仕方ないんです･･･近藤さんは変質期なんです、だからダメなんです』

土｢いやどっちもダメだから！どっちも仕事してないから！｣

『じゃぁトシ兄は何してたんですか！』

土｢俺？俺はな、マヨ、スーパーセールに出かけてた｣

『ねぇ、仕事は？なんで誰もしないの？ねぇ！』

土｢バカヤロー！マヨに命かけてこそ男だ！マヨは人生の仕事だ！なめんなよ？！｣

『何言っているんですか貴方は。もうトシ兄、真選組辞めてマヨネーズ工場に転職しましょう？』

総｢そーだそーだー！死ねー土方〜｣

土｢今誰ェエエ工？！ずっと喋んなかったくせにあっさり悪口言ってきたやつ！｣


山｢あの、･･･全く本題に関係な･･･｣

土｢山崎はどうなんだよ｣

山｢え？｣

土｢この1週間何してた？｣

山｢はぃい？｣

土｢だかられこの一週間！何してたかって聞いてんだよ！｣

山｢あんぱん食べてました｣

土｢はい！お前切腹ー！何監察のクセにあんぱん食ってんだよ｣

山｢ぇぇぇえええ！？何で俺だけぇぇ？！｣

指さして切腹宣言をするトシ兄も切腹だと思うのは俺だけかなｰｰｰｰｰｰｰｰ？
みんな切腹だよね？

土｢ｺﾞﾎﾝ･･･じゃあ現次は何してたんだよ｣

言った本人が遊んでたなんて洒落にならねぇからなと言われる。

『え？俺ですか？えと、普通に朝稽古して、仕事してましたけど？』

｢｢｢｢うわ、真面目･･････｣｣｣｣｣｣｣

『えぇっ？！普通のことでしょ？』

本題からそれガッツリ1週間何してたかを語る会議になって終わってしまった。
俺が1番普通だとはｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰ。

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