第16話 ページ16
沖田Aの兄こと、沖田総悟は何やら奥で話し声がしたので耳を傾けた。
喋る人物はA。てか、沖田マザーテレサってなんでィ。どこの芸名だよ。いつの間に変なあだ名つけたんだよお前・・・と思っていると、話し相手はあの桂小太郎だった。
俺はAが来ると知ってから奴を警戒するように土方さんや近藤さんに頼まれていた。
自分の弟といいながら、やる事は何処ぞの攘夷志士の手下で密偵をしていると聞いていた。
その、沖田マザーテレサという謎の名前で。
だからなんでィこの名前・・・。
だからもし、彼奴が本当の姿を現した時お前はどうする?と土方さんに聞かれたが。
「決まってるじゃねーですかィ。俺の弟だろうとなんだろうと、
こう答えた。例え本心じゃなくとも。
仕事なので。
まだ彼奴が来てから日にちが浅いので攘夷志士の密偵なのか果たして真選組の密偵なのか・・・分かりゃしねぇが、どっちかにしないと今度はAの命が危険である。
つーか、まだパンケーキの話してんのか彼奴ら。
パンケーキ作りとか呑気に話してんじゃねーや。
3人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:のろすけ | 作成日時:2022年6月22日 7時