あのですね…？【REBORN!×elDLIVE】 (ページ5)

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「だ、大丈夫……？」
『大丈夫ですっ』

優しそうなツンツン頭のお方は、慌てて心配してくれた。いい人も居るんだなぁ……

「何してんだ？ツナ先に屋上いって待ってるぞ？」
「お前もだぞ女っ！せっかく10代目が心配してくれてるのにその寛大なお心に感謝しろっ！」

大きな声で、威嚇みたいなのをされて10代目ってのが分からなくてとりあえず大きな声でありがとうございますっ！！と頭を下げた。

「い、いやそんなのいいよ獄寺くんも仲良くしようよ……」
『私の物返って来るのかな……』

本当なら、もう行かないと行けない時間で転送に都合がいい場所も確保してこいなんて艦長に悪いことしたっけ私……

「元気出しなってそれを今から俺達で考えるんだろ？」

握り締めていたお母さんが持たせてくれたお弁当をひったくるとそのまま歩き出す爽やかさんの後ろを着いて行った。

屋上……？凄いなぁっ！伸びをして肺いっぱいに空気をいれた。

「ほいっ」
『ありがとうございますっ』

私の頭の上にお弁当を乗せてくれて、やっと持ってくれたことに気付いた。なんだ……お弁当取られたのかと思った…

『なんか、私の為にごめんなさい……でも、そもそもなんであんな野蛮な委員会があるんですかっ！！学生があんな暴力ってありなんですかっ』

正座で、皆でお弁当を食べながら作戦会議していた。

「風紀委員……特に雲雀はこの並盛を牛耳ってんだよ。暴力でなんでもありってやつだな」
『……何それ本当に学生なんですか…こわ』

怯えてふるふると震えてると、ツンツン頭さんには何故か安心された。苦労人か……

「瀬月さんが普通の人ぽくて安心した」

むしろ泣かれた……ツンツン頭さん可哀想……何故か私も泣きそうになった。

『あの委員長さんに直談判に行こうと思ってるんですよ』

あの、手錠もバッチを使われたら本当に困る……

「ええっそんなの危ないよ」

でも、何としてでも……納得出来ないわは深い溜息をついた。

「なら、お前らが何とかしろ」

どこからかパラシュートでツンツン頭さんの上にハットを被った赤ちゃんが乗った。なんかすごいハイスペック……

「リ、リボーン……何とかしろって相手は雲雀さんだよ？」
「お前のファミリーだろそれでもボスか。ダメツナ」

ポコッとつ……ツンツンさんの頭を殴ると器用に爽やかさんの肩に飛び移った。思わず拍手をしてしまった。