clown (ページ6)

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第4話ページ6

みどりside

あの後すぐトキさんが戻ってきたからそのまま出発した

人を殺しに行ってるって言う実感がわかないなー…

つか人を殺しに行く感覚って何？？？

理解したくないなぁ……

などとどうでもいいことを考えていたら到着した

みどり「…ただの雑居ビル？」

トキ「この中を拠点にしている半グレを殺すのが依頼だ」

ルリ「盗みに薬に殺し…割とすき放題してるんだよね〜」

みどり「なるほど…」

私そんな危険なヤツらがいるところに来たの！？

死んだじゃん( ；꒳； )

トキ「行くぞ」

と言うと同時にドアを蹴破ったトキさん

半ｸﾞﾚA「な、なんだテメェ！」

半ｸﾞﾚB「殺せ！」

各々の武器を手に飛びかかってくる半グレ集団

トキ「ルリ、みどりの側で援護射撃頼む」

ルリ「任せちゃって〜☆」

ナイフを持ったトキさんが半グレ立ちに向かって走っていく

半ｸﾞﾚA「舐めやがっ…ぐあっ！！」

半ｸﾞﾚB「く、くそっ…ｷﾞｬｧｧｯ」

次々にトキさんに切り裂かれて死んでいく半グレ

ルリ「おりゃおりゃ〜」

そして私の横でいとも容易く援護射撃(護衛)をしているルリさん

みどり「ッ……」

ものの5分程度で残り1人になってしまった

半ｸﾞﾚﾘｰﾀﾞｰ「ま、待ってくれ、話をしよう」

トキ「…」

半ｸﾞﾚﾘｰﾀﾞｰ「殺さないでくれ…っ！」

トキ「ｽｯ」

ｻﾞｼｭｯｯ

半ｸﾞﾚﾘｰﾀﾞｰ「ああああああ"あ"あ"ぁ"ぁ"ぁ"」

半グレのリーダーの命乞いは聞き届けられることは無かった

その後、トキさんがどこかに電話して数分で誰かがやってきて、そのまま死体を回収して行った

帰りの車の中で

トキ「…どうだった」

と聞かれた

みどり「…あんなに躊躇なく殺すとは思ってませんでした」

半グレ達の耳をつんざく悲鳴が、頭の中から離れない

みどり「死んだ人たちの家族のこととかは考えたりしないんですか」

みどり「幸せに暮らしているかもしれないその人の家族をどん底に突き落とすんですか」

言葉が止められなかった

みどり「あの人達が悪人なのはわかってます｡でも、お金をもらってあんなに平気で人を殺すなんて、あなた達も結局同じなんじゃないですか」

ルリ「そんなの言われてもねぇ〜」

ルリ「人に恨まれるようなことして殺されたようなヤツらのことなんて知ったこっちゃないよ」

ルリ「……俺らに人並みの幸せが分かると思う？」

私はそれ以上言葉に出来なかった