岩泉「悪い…俺、健全な高校生だからお前の事メチャクチャにしたい…」【岩泉一】

仕事 32 ページ35

ずっと会いたかった








岩泉「答えなんかそんなん決まってんだろ」







もうこの行動が答えだ



抱き締める力を強くすると









「言ってよ、わかんない」










少しいたずらに聴こえる耳元で響く声










岩泉「お前ってそんないじわるだったっけか」




「ふふ、で、どうなの？」










体を少し離してこっちを見つめる佐野の頬に手を添える





その瞬間










・











佐野の方から近付かれて、重なった唇。









一気に自分の顔に熱が集まるのを感じて、それに伴って速くなる鼓動。










唇が離れ、色っぽい表情の佐野に俺は吸い込まれるようにしてまた口付けていた。











・










何度キスをしたのかわからない。





こんなにあっけなくファーストキスが奪われていくとは思わなかったが、








でも、それよりも佐野が綺麗で、俺を誘う瞳にゾクゾクする。











岩泉「佐野、好きだ」




「ね、大好き」










その表情にそそられて、俺は佐野の手を引いて歩いていた。

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