岩泉「悪い…俺、健全な高校生だからお前の事メチャクチャにしたい…」【岩泉一】

仕事 25 ページ27

佐野の言葉に耳を疑う






………すごく真剣な眼差しで俺を見る佐野








「…恋愛対象として」








恋愛対象と言われて改めてさっきの言葉が告白だったのだと理解した








母ちゃんは気を効かせたつもりなのか、部屋からソロリソロリと出ていった




でも及川はまだ俺と佐野を交互に見てるし…

コイツは野次馬か？








及川「…で？岩ちゃんはどうなのさ」








流石にここまで深入りされたら佐野が困るだろう








岩泉「悪ぃ…及川、二人きりにさせてくれ」








・








・








・








・








岩泉「じゃあな」




「うん、またね」








結局、及川は部屋を出てけと言っても出てかなくて
佐野が帰らなきゃいけない時間になってしまった


から、駅まで佐野を送りに来た








……これが最後のチャンスかもしれない





雑誌を一通り見たが、近々ライブやCD発売、番組、イベント事が忙しいと書いてあった








だから








岩泉「なぁ、佐野…」








俺の気持ちも伝えようとした……が








「ゴメン、岩泉……言わないで」








遮られてしまう







そしてどんどん近くなる、最終電車の時刻








「私だけ気持ちを一方的に伝えてごめんなさい………でも、私はアイドルだし…良い答えでも応えてあげられない…悪い答えは聞きたくないの」




岩泉「……そうか」




「勝手でゴメンなさい」








俺はただ、下唇を噛んで涙をポロポロと流してる佐野の頭を撫でる事しか出来なかった








無駄に喋ったら佐野を引き留めてしまいそうで…








俺はまだ無力で何も出来ない





そんな自分を悔やみながら








最終電車がくるのを待った

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• 金　運: ★☆☆☆☆
• 恋愛運: ★★★☆☆
• 健康運: ★★★★★
• 全体運: ★★★☆☆

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