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15話 ページ15

「13…私は……きっと簡単に貴方の事を諦めきれないかもしれない…未練がましいところがあるかもしれない
けれどこんな私でもいいと言ってくれるのなら…ッ

これからも貴方の"パートナー"として側に居ても良いですか…?」


ッ…Aはどこまでも優しい奴なんだな…
こんな俺の願いを聞いてくれるなんて…

そして俺の答えはもう決まっている


「ッあァーッ!勿論だッ…!!
…ッありがとうな…こんな俺のわがままな願いを聞いてくれて…」


俺はそう言って目の前にいるAをもう一度強く抱きしめた

そんな俺に応えるようにAは俺の背中に手を回す


「うん…こちらこそ…ありがとう…ッ
大切なパートナーとして貴方の側にいさせてくれて…」


そうAは言い、可愛らしい笑顔を俺に向ける


俺はこの笑顔を守る為にも、二度とAを傷つけない為にも

自分自身にもAにも心から誓おう


「これから先、必ずお前自身と向き合って、もう誰かに重ねるなんて事は絶対にしない」


そう言い、目と目を合わせAと向き合う


「うん…もう身代わりなんて懲り懲りだからね?」


困ったようにそして嬉しそうに笑うA


「あァー、もうそんな事は絶対しねぇーよ
これからは必ずお前自身をしっかりと見るから…

なっ? 俺の大切な…"相棒"」



そう言い俺が笑うとAもつられて笑っていた

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作者名:Omiso | 作成日時:2018年6月23日 21時

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