3話 ページ3
アダムサイド
Aが13の手を引っ張り俺達の横を平然と通り過ぎる姿を見て何故か無性にイラつく気持ちとドス黒い感情が渦巻いていく
そしてあろうことかAに向かって思わず
「すぐに男が出来るなんて軽率な奴だな」
なんて非道な言葉を軽々しく呟いてしまった
そんな自分に対し険悪感を抱くがそれと同時に俺の彼女に最低なことをした報いだとその発言を正当化してしまっている自分がいた
するとAはこちらを振り向き少しの笑みを浮かべながら
「でも貴方も人のこと言えるほどでもないよね?」
と俺にしか聞こえないような小声で言った後スタスタと13の手を引っ張りながら廊下の奥へと消えていった
そんな見えなくなったAの背を見据え湧き上がる怒りの感情
何故俺があんな奴にそんなことを言われなきゃいけないのか
確かに非道なことを言ったのは認めるが言い返されるほど俺は落ちぶれてない
ただ俺は平然と隣を通り過ぎ、顔を少しでも歪めることなく平気な顔をしたお前の姿が気に食わなくて…ッ!
「ア、アダム?どうしたの?」
そんな声にハッとし意識を戻すと心配そうにこちらを見つめる愛おしい彼女
何をあんな奴の言葉に取り乱す必要があったのか…
ほら俺にはこんなにも愛おしい彼女が目の前にいて、きっと気にするだけ無駄だに決まっている
「…すいません、少し考え事をしてまして」
そう彼女に伝えて笑顔を向けると彼女もつられて笑う
だが、そんな愛らしい彼女の笑顔にいつもだったら高鳴って仕方がないのに今はザワザワと心が乱れて仕方がない
そんな感情を誤魔化すようにもう一度彼女と口付けを交わした
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Omiso(プロフ) - 白虎さん» またのコメントありがとうございます!私も少しこの小説を終わらせることに寂しさを感じちゃいました(笑)けれどこの作品を良いと言って貰えてとても満足しています!次回作は考え中なのでいつになるのか分かりませんが頑張ってみますね!本当にありがとうございました! (2019年4月28日 1時) (レス) id: dc3fcb1081 (このIDを非表示/違反報告)
白虎(プロフ) - 完結おめでとうございます…! そしてお疲れ様でした! 終わってしまい少し寂しい気もしますが、やっぱり感嘆しました…! とても良い作品を書いてくださってありがとうございました、次作の方、楽しみにしてます!! (2019年4月28日 0時) (レス) id: e2f4e0cbf0 (このIDを非表示/違反報告)
Omiso(プロフ) - 13推しさん» 最後まで応援ありがとうございました!貴方様のコメントがとても励みになっていました!この作品を素晴らしいと褒めて下さり、読み返していただけるなんて嬉しすぎるお言葉とても感激です!本当に最後までこの小説につきあって下さりありがとうございました!! (2019年4月28日 0時) (レス) id: dc3fcb1081 (このIDを非表示/違反報告)
Omiso(プロフ) - mikuri1024さん» またのコメントありがとうございます!!今回の小説では病みの13はいませんでしたが、純粋な13を楽しんで頂けてられてたのならとても安心しました…。次回作についてはまだ考え中ですが貴方様の応援の言葉とても嬉しく思います!!本当に最後までありがとうございます! (2019年4月27日 23時) (レス) id: dc3fcb1081 (このIDを非表示/違反報告)
13推し(プロフ) - 完結お疲れ様でした!!いやぁー、とても満足出来ました!素晴らしい作品をありがとうございます!これからもちょくちょく読み返します(笑) (2019年4月27日 23時) (レス) id: ad78e4c495 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Omiso | 作成日時:2019年3月26日 22時