第25話 ホットミルクにクッキーそして紅茶 ページ31
「いいんですか?お仕事中なのに…。」
『いいのいいの、ホットミルクのお礼!はい、どうぞクッキー。』
「いただきまーす‼」
一番小さなゴーストが勢いよくクッキーを食べ始める。
『ほらほら、食べて食べて。』
「じゃあお言葉に甘えて、頂きます。」
『どうどう?』
「美味しい―‼」
『美味しい?良かった。このクッキー私の手作りなんだよ。』
「すごい…。」
『クッキーだけは今までたくさん作って来たからね。』
三匹のゴースト達が美味しそうにクッキーを食べる姿を見ながら、淹れてくれたホットミルクを一口。何だか嬉しくなる。
『あっ!書類!』
そういえば、あと半分はあったんだっけ。もう、4時。
「僕たちも手伝うよ!」
『いいの?』
「うん!」
その後、三匹に手伝ってもらい、何とか6時に終わらせることが出来た。途中で三匹は寝てしまったが。私は、ショートスリーパーという特殊な体質で、4時間寝れれば一日は余裕で活動できるので、一日ぐらい徹夜しても何ともなかった。
『もう、朝か。』
三匹を私のベットに運び、布団をかけ部屋を出た。
廊下はまだ少し薄暗く、とても静かだった。窓から差し込む朝日が暗い廊下を照らす。
『今日もいい天気だな。』
マ 「そうだね。とてもいい天気だ。」
声が聞こえた方に目を向けると、マルフィがテラスで一人紅茶を飲んでいた。
マ 「今日はかなり早いね。」
『早いも何も徹夜なんでね。』
マ 「それは大変だったね。お疲れさま。こっちで一緒に紅茶を飲まないかい?」
『飲む―‼』
『マルフィ早いね。』
マ 「そうかな?いつもこの時間だが。」
『すごっ!!』
マ 「静かな方が落ち着くからね。Aはいつもたくさん寝ているのに、徹夜なんかして大丈夫なのかい?」
『私あれなんですよ、体質で本当は短時間で十分なんだけど、ベットのフカフカした感じが好きだから起きてはまた寝ての繰り返ししているだけなんだ。だから別に徹夜は余裕なんだよ。でも、朝も結構いいね。クッキー食べる?』
マ 「それじゃあ、一つ頂くよ。体質だとしても、無理はしないように。それと、怪我はもう大丈夫なのかい?」
『気づいてたんだ。全然大丈夫!』
マ 「ならよかった。」
クッキーを一枚口の中に放り込む。
- 金 運: ★☆☆☆☆
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Mishu - 本当だ!確かにずっとウィランズになっていました!急いで訂正します。鈴雪さん、ありがとうございます! (2020年12月15日 9時) (レス) id: 7a14611e89 (このIDを非表示/違反報告)
鈴雪 - ヴィランズなのにずっとウィランズになてます。 (2020年12月8日 15時) (レス) id: ca98c9f5d8 (このIDを非表示/違反報告)
Mishu - 、さん» はい、ありがとうございます!以後、気を付けます。 (2020年8月23日 9時) (レス) id: 2a8baea33b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Mishu | 作成日時:2020年8月23日 2時