鶴蝶 3 ページ9
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少しカサついた唇の感触と共に、鶴蝶の口から小さな吐息が漏れる。
「……ン、」
「んっ、っ、ぁ……」
角度を変えて何度も口付けられ、最後にちゅ、とリップ音を立てて鶴蝶の唇が離れた。
呆けていた私は、その時慌てて飛び退いた。
触れ合った唇を両手で隠すように覆い、赤くなった顔と潤んだ瞳で睨むように鶴蝶を見た。
しかし何故かゴクリと喉を鳴らす鶴蝶。
何ッッでだよ!!!
「きっ…キス、なんでっ………」
「え、わ、悪りぃ、嫌だったか……?オレが落ち込んでる時とか怪我してる時、いつもAがしてくれてただろ…?」
私の責めるような声に、ギョッと目を剥いた鶴蝶がアワアワしながら弁明する。
てか……私がしてたって何!!!??
私竜胆の彼女なんですけどォ!!?
ーーーーーーあれ?いや、もしかして。
一瞬頭によぎった最悪の展開に、冷や汗が流れる。
声が震えないよう、一度息を吸ってーーーーーー。
「ね、ねぇ、鶴蝶……くん。私達の関係、って………」
「?恋人……だろ」
半ば予想していた答えに、私はソッと瞳を伏せ………。
そして、心の中で絶叫した。
いや、2股かよ巫山戯んなよぉぉぉぉおおおお!!!!
ジーザスッッ!!!神は死んだ!!!
ナンデ???なんでこんな不良の中でもトップクラスにヤベェ2人と関係持ったのAちゃん!!!!
だい……大丈夫??私死なない???
「オレのヨメ」とか言って紹介されたりしないよね???
本ッッ当に…………
どうしてこうなった……!?
ーーーーーー先程のキスの甘い記憶も何処かへ消え、私は思わず頭を抱えたのだった。
ーーーーーーーーーーー
⭐︎まだ二股だと思ってる夢主ちゃん
後5人いるとは知らない
⭐︎鶴蝶
顔ヨシ性格ヨシの優良物件。
将来的に反社化するのが決定事項なのと、命を預ける相手がもういる事のみが欠点である。
まさかイザナと夢主が付き合っているとは毛ほども思っていない。
そして天竺のイケメン勢が全員篭絡されていることも知らない。
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鶴蝶は東リベの中では最高の推し。あのメンツの中では確実に良心があると思う。
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みるく - あばばば……『確蝶』じゃなくて『鶴蝶』でした……!!報告ありがとうございます!今すぐ直しますね! (2022年5月18日 21時) (レス) id: df78d63940 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうな(プロフ) - かくちょーって鶴蝶だった気がするんですが、違ったらすみません。お話面白いです!これからも頑張ってください!! (2022年5月18日 20時) (レス) @page9 id: 53cc08d6c4 (このIDを非表示/違反報告)
みるく - 夢主ちゃんにはもっともっと叫んでもらう予定です(笑)更新頑張りますねー! (2022年5月17日 16時) (レス) id: df78d63940 (このIDを非表示/違反報告)
みくる(プロフ) - 夢主ちゃんの心の叫びが面白くて好きです!(笑) 更新楽しみにしています♪ (2022年5月17日 12時) (レス) @page3 id: 4ca5d78dde (このIDを非表示/違反報告)
みるく - 好きと言っていただけで嬉しいです!更新頑張りますねー! (2022年5月12日 22時) (レス) id: df78d63940 (このIDを非表示/違反報告)
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作成日時:2022年5月4日 10時