成り代わった女が7股してた。死にたい【東京リベンジャーズ】

恋人何人できるかな？チャレンジ ページ19

⭐︎



ｰｰｰｰｰｰあの後急いで家へと帰った私だが、もう一度丹念に部屋を探してみると、今度は【iza 】と【Mai】と書かれたノートを見つけた。


まるで私がキャラと会ってからしか出てこないアイテムみたいにも思えるレベルの見つからなさだが、流石にこれ以上は無いと信じたい。



「で、見たみたわけだけど…………。」


ベッドに倒れ込みながら呟く。


「ほんと、ホントに何で……？？マジで何でそんなチャレンジしちゃうかなぁAちゃん………」


日記に書かれていた内容を思い出し、私は体を震わせた。


そう、2人の日記に書いていたAちゃんの目標。



それはｰｰｰｰｰｰ。



簡単に言えば、『目指せ！何人落として恋人に出来るかな？』チャレンジだった。




ホント、ホントに…………待ってほしい……。
情報量が多いんだよ……ウーン情報が完結しねぇ………。


そして、私を絶望に突き落とした一ページ………。

そこには、思わず恥も外聞も掻き捨てて泣きたくなるようなラインナップが書かれていた。


『現在の恋人♡』

竜胆
鶴蝶
マイキー
イザナ
蘭
修二
三途



ォ、オ゛ァァァァァァアアア！！！！


「どお゛じで反゛社ルート確定じでる゛キャラばっかえ゛らぶの！！？？」


枕に顔を押し付け、腹の底からの濁音の付いた悲鳴を上げる。

泣きそうになるぐらいの不穏なラインナップ。ナンデナン……？？

ホントに逃げたい……スクラップにされる前に……凍って砕かれて魚のエサになる前に………。



何でAちゃんそんな命を粗末にしちゃうかなぁぁああ？？？？


思わず泣き喚きたくなる程の衝動に囚われるが、私は落ち着くために一度ベッドからゆっくり立ち上がり、窓の外を見た。


「………あれ？？」


………何かバイク走ってきてない？？

そして乗ってる人の髪の毛、金と黒の三つ編みじゃない？？


「……あっれれー？おっかしーなー？ふふふ、コナンのモノマネだよ⭐︎なーんちゃって⭐︎…………ハッハッハッハッよし逃げよう」


乾いた声で笑った後、私は通帳に(何故か)入っていたお金で購入した新品のケータイと鞄を引っ掴み、ダッと階段の下へと駆け降りた。


裏口から外へ出て、私はそっと息を潜めながら家の敷地から出た。

なんで前の私そういう事するかな？→←修羅場じゃん……

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