鶴蝶 6 ページ12
⭐︎
やっぱり二股は良くないし、それに何より浮気バレした時の竜胆が怖すぎる!!!!
いやまあ出来ることならイケメン2人と付き合っていたいけど、流石に『あの』灰谷竜胆と付き合いつつもう1人〜ってのはアレだしね!!?
そして心情的にはすっごい鶴蝶寄りなんだよなこれが!!!
だって鶴蝶普通にいい彼氏だもん!!!!!!
奢ってくれるし!!
荷物持ってくれるし!!
いつの間にか売店で可愛いストラップとか買ってきて、「お揃い、だな」って照れながら笑う所も可愛いし!!
奢ってくれるし!!!
……アレ?奢ってくれるばっかだな??
ーーーーーーゴホンゴホン。
流石に私の性格の悪さが露呈する事態は防がなくては……。
ん゛んっ!!
いや、違う違うそうじゃなくて……!!
鶴蝶か、竜胆。
どちらか選ぶってことだ。
「……A?」
「……ぇ、あ、ごめん!ちょっとボーっとしてた!」
「……やっぱり、退屈だったか……?」
眉をション、と下げて悲しげにそう呟く鶴蝶。
え、可愛い……。何でそんなに可愛いの??
胸がキュンとする。
そ、それは置いといて……。焦りながら言い訳の言葉を発する。
「いや、ちがっ……。きょ、今日!!寝不足、なの……!」
「!そうなのか…?じゃあもう水族館出るか。オマエの体調が一番大事だしな。」
はひゅっ……!!!
心臓を矢で貫かれたような気持ちだった。
うっ……危ない……もうちょっとで堕ちる所だったぁ……!!!!
鶴蝶に甲斐甲斐しく世話をされながら水族館を出る。
体が覚えていたのか、自然と腕が絡み合った。
そして先程までの公園へと戻ったが、心配そうに眉を下げる鶴蝶は家まで送る、と言い張った。
「え、い、いや、全然大丈夫だよ!!」
「……っ、オマエが心配なんだ……分かってくれ…。」
慌てて断るも、鶴蝶が私の両手をそっと握ってそう呟く。
私の喉がひぅ、と鳴った。
顔が熱い。頬が赤らんでいるのが分かる。
近づいてくる鶴蝶の顔から、必死に視線を逸らし、私はブンブンと頷いた。
ホッと息を吐く鶴蝶。
そのまま私たちは手を繋ぎ、初々しいカップルのように私の家へと赴くのだった。
⭐︎
212人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「東京リベンジャーズ」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
みるく - あばばば……『確蝶』じゃなくて『鶴蝶』でした……!!報告ありがとうございます!今すぐ直しますね! (2022年5月18日 21時) (レス) id: df78d63940 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうな(プロフ) - かくちょーって鶴蝶だった気がするんですが、違ったらすみません。お話面白いです!これからも頑張ってください!! (2022年5月18日 20時) (レス) @page9 id: 53cc08d6c4 (このIDを非表示/違反報告)
みるく - 夢主ちゃんにはもっともっと叫んでもらう予定です(笑)更新頑張りますねー! (2022年5月17日 16時) (レス) id: df78d63940 (このIDを非表示/違反報告)
みくる(プロフ) - 夢主ちゃんの心の叫びが面白くて好きです!(笑) 更新楽しみにしています♪ (2022年5月17日 12時) (レス) @page3 id: 4ca5d78dde (このIDを非表示/違反報告)
みるく - 好きと言っていただけで嬉しいです!更新頑張りますねー! (2022年5月12日 22時) (レス) id: df78d63940 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作成日時:2022年5月4日 10時