ぶりっ子と思わせて [青葉城西]

ぶりっ子47 ページ48

清水「じゃあ、こっちは？」



そう言って録音を流す



保健室であった一部始終の音声が流れ出す



_________

岩泉「こういう事だ。今までマネの仕事してたのも全部Aでずっと傷つけられてたのはAなんだよ。」



黒尾「及川、お前それでも主将か？」



及川「っ。」



録音を聞いてみんなが驚き私の見る目が変わる



この件に深く関わってない人はザワザワとしていた



咲姫「ち、違う！及川先輩！私は、私はやってません！」



及川「……。」




咲姫「っ！は、花巻先輩？！」



花巻「っ……。」



姫咲が助けを求めようとするが誰1人助けようとしない


咲姫「ち、ちがうの。これは……」



『そろそろ諦めたら？あんたの言うあんたのお城はもう潰れとんやけん。』



咲姫「…よ。いやよ！ここは私のお城よ！！！」



そう叫んでクロの拘束を無理矢理解いてこっちに走ってきた



『うぐっ！うっ……う』



首を閉められて満足に息が出来ない。



苦しい。
今度こそ死.ぬかも。


姫咲「お前がお前がいなけりゃ！！」


余計に力を入れられた


もぅ、むり。



姫咲「きゃ！？」



岩泉「いい加減にしろ！！」


『かは！…はぁはぁ。』


清水「大丈夫？！」


『う、うん。』



体が震える



岩泉「もう分かっただろ。及川」



及川「姫華。学校に帰ったら退部してもらう。」


姫咲「い、いや。あ、あああ！」


咲姫は気を失ってその場に倒れた


及川「来栖、ごめん。今まで傷つけて。」


花巻「…ごめん。」


『ううん。いいよ。及川先輩も花巻先輩も被害者やん咲姫に騙されとったんやけん』


私の目の前に来て頭を下げる2人


黒尾「じゃあ一件落着って事で俺はコイツ監督に預けてくる。研磨行くぞー」


クロと研磨が倒れた姫咲を連れて体育館から出た



岩泉「Aも少し休んどけ」



『え、私はいけるよ？マネ業します！』



清水「ダメ。Aは休んでて」


潔姉に言われたらなんも言えん！
マネ業したいけど、しゃーないか泣



岩泉「部屋まで送る」



『あ、ありがとう』


潔姉を見たら口パクでがんばれって言うてくれた


今か今なんか


この流れかこの流れに乗って言えって事か！！


よし頑張ろ

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