ぶりっ子と思わせて [青葉城西]

ぶりっ子40 ページ41

手放した意識の端っこに必死で私の名前を呼ぶ声が聞こえる



体が揺れる



運ばれてる



それだけは分かった



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『ん。…………』



お腹に重みを感じる



『岩ちゃん先輩？』



岩泉「あぁ、目覚めたか？」



静かに頷くしかできない



『い、岩ちゃん先輩は私がやったって、、。』



岩泉「思ってねぇ。」



震える体がこの一言でマシになるのを感じた



それと同時に頭に優しい重みを感じた




岩泉「だって、やってねぇんだろ？ならやってねぇ事証明しよう。やり返しするんだろ？程々になんて言ってたが程々ですまされねぇよこんなん。」



『……ﾊﾊ。ありがとう岩ちゃん先輩。ありがとう。……っ…。こっちから仕掛けるつもりだったのに先越されたなぁ〜。』



溢れてくる涙を誤魔化すかのように笑って岩ちゃん先輩の手を握る



『手伝ってもらっていい？』



岩泉「ああ。それと」



国見「俺も。あと松川先輩と孤爪先輩も」



そう言ってカーテンから顔をだす3人


松川「お前が珍しいな！弱ってんの」



孤爪「A。安心して俺達は味方だから。あと、マネさん達も」



ありがとう。みんなありがとう



『ありがとう。』

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