ぶりっ子と思わせて [青葉城西]

ぶりっ子39 ページ40

姫咲「ﾋｯｸ……ぅ」



及川「姫華！大丈夫？」


花巻「素が出せて他校とも俺らとも距離が近づいたからって浮かれてこんな事。自分が何したか分かってんのか？」



花巻先輩の目は獲物を捉えたような目だった


震える体と声を抑えて誰にもバレないように



『わ、私は何もしてない。まず、この状況がわからん。姫華ちゃんになにが？』



黒尾「それ、本当か？」



黙って頷く


孤爪「A。本当に？」



『知らん。だって、ずっと他のマネと一緒におったし』


そう言って傍にいるマネ3人と顔を合わせる



及川「…ちょっとは信用できるなんて思った俺がバカだったよ。」



岩泉「クソ川。まだ決めつけんな」



松川「とりあえず、マネさんとA、状況を説明したいから外で話せるか？」



それぞれ頷き多目的ホールから出た



岩泉、黒尾、松川、澤村、菅原と一緒に




清水「で、なにがあったの？澤村、スガ」



澤村「それがな姫咲がAに階段から落とされて服をカッターで切り刻まれ腕やら体やら足やらを刺されたと」



……
またか何度目かのカッターキャーだ



〔書けてないだけで3回ぐらいはカッターキャーされてます。By作者〕



今まで曖昧に終わってたしここまで酷くなかったけん大事にはなってないけど


これは酷すぎる



白福「…酷すぎる」


雀田「…さっきまで私達と一緒に寝てたんだよ？」


菅原「でも、俺Aが階段から突き落としてるの見たんだ。」



スガ先輩の言葉に皆が固まった



『ス、スガ先輩？私がそんな事する訳ないやん。見たって、。……………誰をみたん？』



また震え出す体
足がガタガタする


力が抜ける



ペタン



清水「A！」



松川「大丈夫か？…でも俺はAはやってないと思ってる」


菅原「っ。俺もやってないって信じたいけど、見てしまった…から。」



清水「もういい。もういいよ"菅原"」


雀田「潔子ちゃん。」


澤村「…スガ、中に入ってろ」


スガ先輩の背中が辛そうなで声もかけれんくて


どうやってスガ先輩がやってない私の姿を見たのかわからんくて



怖くて怖くてからが震えて頭が働かんくて



プツンと意識を手放してしまった。

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