文スト界のマキマさん3

90話 ページ10

谷崎「そんな…


すぐAさんに連絡しないと」



コンコンコン



突然、事務所の扉にノック音が鳴る


中島「依頼者？ですかね」


国木田「いや、昨日の今日だ


ギルドの連中やもしれん


…俺が出よう」



そう国木田が言うと皆緊迫した面持ちで万が一の時のためにと、動けるよう構える



ガチャ



「ここが武装探偵社であってる？」



国木田「なっ」



扉からは現れたのは、中世的な見た目の頭に輪っか


背中には翼の生えた少年だった



『天使くん、先にいかないでよ


皆今ピリピリしてるんだから』



中島「Aさん！ご無事だったんですね！」



『うん、今日はそのことで来たんだ』



国木田「Aさん、そちらの者は？」



『ああ、そうだね


ほら、天使くん自己紹介して？』



天使「え〜、めんどくさぃ


Aと同じ異能力課の天使の悪魔です


よろしく」



中島「公安の人？」


確かに、Aさんと同じ制服を着ている



国木田「天使の悪魔…と言うとAさんの異能力？」



『はい


私の所属している異能力課には、私と契約している悪魔が複数いるの



尤も、人間に協力的な子だけだけどね』

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