文スト界のマキマさん3

93話 ページ13

その日の夕方


無事、賢治は見つかり今は天使の悪魔と共にでうすまきで夕飯を済ませていた


テーブル一杯に置かれたご飯を天使の悪魔が食べていく


『異空間を作り出す異能力者か…


敵もまた厄介な異能力者がいるね』



天使「関係ないでしょ


僕達がいるんだし」



『それもそうだね


っと…』



突然Aの電話が鳴る



電話相手を確認したAだが一瞬眉間に皺がよった




『ごめん、上司からだ


ちょっと抜けるけど気にせず食べてて？』



そう言い、返事を待たずしてAはうすまきを出て行ってしまった



太宰「天使くん、今の電話の相手は？」



天使「何盗み聞きしてんの


趣味悪いなぁ」



店を出ていったAと入れ違うようにきた太宰


太宰「いや、社を出たタイミングでたまたまAちゃんを見かけてね


私に気付かないほど電話の相手に集中してたみたいだったからさ」



そう言い、先ほどまでAが座っていた席にさも当然かのように座る太宰


それにムッとなり


天使「…


Aの上司だよ


僕あいつ嫌い


いっつもAをこき使ってさ


さっさと死んじゃえばいいのに」



そう言いながら顔を顰める天使の悪魔


本当に嫌いなんだろう



太宰「天使なのにそんなこと言うんだね」



天使「天使である前に悪魔だからね


人間は苦しんで死ぬべきだと思うよ



特にAを苦しめる奴らは」

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