【キ/ヨ】最近、幼馴染みが冷たくて【男主】 (ページ26)

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24話変化フジside ページ26

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「ただいま」

帰ってきた2人は、気のせいか、少し距離が出来た様に見えた。

(…なんかあったな、これは)

フジ「おかえり」

貴方「ただいま、フジ」

Aはいつも通りで変わっていない事に安心する。

…気になるのはキヨの方だ。

黙って下を向いて俯いているのを見てしまえば
買い出し中に何かがあったのは明白だった。
心配だけど、何があったのかなんて本人に問いただすような真似は出来ない。
きっと、キヨは考えた上で分からなくなってるんだ。だからって簡単に悩みを吐き出せるような素直な性格ではないから、余計行き詰まっているんだろう。

「フジ」

後ろから呼ばれてはっとして、呼ばれた方に振り向いた。

フジ「なに？」

貴方「はい。これ買ったやつ」

差し出されたビニール袋には沢山おつまみやその他諸々入っていた。
手にずっしりくる重さに思わず苦笑いが出る。

フジ「ありがと、重かったでしょ」

貴方「そりゃもうすっげー重かったよ！俺もキヨも調子のっていっぱい買っちゃったから笑」

こーすけ「普通そんなパンパンになるほど買うやついねーよ笑」

貴方「何だよ、俺らのこと普通じゃないって言いたいのかぁ～？」

楽しそうに笑ってる2人からキヨに視線を向けると、キヨは未だに黙ったまま俯いていた。

(キヨ…)

声を掛けてあげたいけど、今俺が下手に話し掛けたら気に障ってしまうかもしれない。
そう思わせるほど、今のキヨは雰囲気はピリピリしていた。

どうしようかと思っていると、ヒラがキヨの近くに寄っていった。

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