騒音スチューデント！ ページ9
＊
『じゃーくーらーい！せんせっ！』
寂「おやAさん、お久しぶりです」
『会いたかった！』
寂「ふふ、私もです」
俺が抱きつけば抱き締め返してくれて、背中をトントンしてくれる。
『まってそれ眠くなる』
寂「相変わらずだね」
空「せんせー……ってA！」
『空却だ！えっ、えー！白衣！似合わな！』
空「再会して一言目がそれかよ」
だって似合ってないんだもん、と言うと頭を小突かれた。
『懐かしいなぁ』
空「そうだなw」
寂「そういえばAさんはどうして此処に？」
『先生に会いに来た！』
寂「おや、嬉しいことを言ってくれるね」
？「イチャつくのは外でやってくれ」
突然声が聞こえてきたと思ったら、保健室のカーテンが開き、中から出できたのは俺の最推しのレオナ・キングスカラーだった。
『ぴ、』
レ「んぁ？んだコイツ」
『(まって顔と声がいい助けて)』
先生にアイコンタクトをして助けを求めるも、先生はニコッと笑っているだけだった。
レ「オイ、A」
『エッ、推しが俺の名前呼ん、エッ？アッ、つらい、無理、好き、、、』
俺は供給過多すぎてフラつき、床に倒れたはずだった。
レ「ったく、危なっかしいな」
『ﾋｮｵｯ』
レ「オイ」
『誰か、
俺は最推しの供給過多により、意識を手放した。
目が覚めるとそこには山田一郎と俺の最推しであるレオナ・キングスカラー、そして学園長がいた。
『何故に学園長も？』
ク「アナタの状態をアナタのご両親に報告しないといけないからですよ！」
『それはそれはすみませんw』
ク「心にもない謝罪ですね!?」
俺が学園長からしらーっ、と目を逸らすと学園長は大きめのため息を一つついた。
ク「まぁ、元気そうで良かったです。では、私は仕事に戻りますので。あとこれ、」
『あ、ありがとうございます………わ、マカロンだ！』
確か送る意味って……ま、あんま関係ないか。
一「で、どうして俺を？」
『理解者が欲しくて』
一「ん？」
『推し エンカ 卒倒』
一「理解」
二人の会話についていけないおじたんは、目の前にいる2人をただ眺めるだけだった。
『一郎さ、今日の夜空いてる？監督生君と一緒に性癖枕投げしようって言ってたんだけど』
一「行く」
＊
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作者名：魔入った！ | 作成日時：2020年8月15日 22時
