三百五十七番星 ページ37
グロキシニア「ふーん、今は白髪なんスね。
でも…見れば見るほどそっくりっス」
『ルナに、か』
グロキシニア「……まさか、メリオダスが?」
『伝承に語られている程度のことしか知らん。お前達はルナの何を知っている?』
ドロール「貴女に教えるとでも?」
散々聞いてきたのはお前達もだろ。
だが、やはり此奴らはルナのことを知ってる。それに、メリオダスのことも。
つまりメリオダスは、三千年以上前から生きていて、ルナのことも〈十戒〉のこともよく知っているってことだ。
グロキシニア「まぁいいっス。キミを誘き出したのは話を聞くためだけじゃない」
『…何?』
グロキシニア「そんなに怖い顔しないで。ちょっと大人しくしててもらうだけっスよ」
ドロールは、グロキシニアに呼ばれると手を動かした。魔力の流れを感じる。何か、仕掛けてくる?
グロキシニア「キミに本来の力を出されたら、アタシ達二人でも分が悪いんスから」
『ッ!?あ゙、ぁぁああぁあ!!!』
ドロール「少しの間寝ていただきます」
バキバキ、と体の骨が悲鳴をあげているのがわかる。この
いやしかし、術者がそもそも強いんだ。これだけ力があっても可笑しくはない。
人は、痛みが限界を超えると意識が保てなくなるのだ。私は鬼だが、痛みもあれば回復までに時間もかかる。私を戦闘不能にすることが此奴らの目的だったのだろう。
誰かと合流してから来るとか、予め鬼化しておくとか…手段はあったはずなのに。何も仕掛けてこない訳ないのに。
肝心な時に最善の判断が出来ない自分をぶん殴りたい。
グロキシニア「おやすみなさい、キミには余興の手伝いをしてもらうっス」
『……………よう、せい…』
大きく立派な羽。
妖精族だったのかと、正常に働かない頭で漸く理解する。
優しく頬を撫でられ、抗うことなく目を閉じた。
203人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ミルクレープ(プロフ) - こはねさん» ほんとにいつもありがとうございます!!超励みになります😭✨更新不定期なのに待っていてくださって、ほんと感謝です!!!これからもよろしくお願いします〜💖💖 (2023年3月11日 23時) (レス) id: fa8d766c94 (このIDを非表示/違反報告)
ミルクレープ(プロフ) - こはねさん» ハートの通知は区切りのいいとき(10個押されました、など)に来るようになってます!誰が押したかはわからないです!いえいえ全然!!こはねさんはいつもコメントくださるので嬉しいです!!コメント1つでハート100個分くらいの嬉しさがあります💞 (2023年3月11日 23時) (レス) @page48 id: fa8d766c94 (このIDを非表示/違反報告)
こはね(プロフ) - 来るんだったら、私こんなにコメントしてくる癖にハート押さずに終わるなんて酷すぎないか、、!?と思ったところです、、、、。 (2023年3月11日 23時) (レス) id: f36870967d (このIDを非表示/違反報告)
こはね(プロフ) - 私続きが気になりすぎて、ハート押さずにすぐ次にいくんですけど、ハート押したらこはねさんがハート押しました的な通知って来るんですかね、、?? (2023年3月11日 23時) (レス) @page47 id: f36870967d (このIDを非表示/違反報告)
ミルクレープ(プロフ) - こはねさん» この終わり方自分的に大満足だったのでそう言っていただけて嬉しいですෆ この先ちょっとストーリーが精神的ダメージ大きいので…何回か書き直すかもです……。どんどん更新していきますね!コメントありがとうございます⸜(*ˊᵕˋ*)⸝ (2023年3月9日 23時) (レス) id: fa8d766c94 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ミルクレープ | 作成日時:2022年8月16日 13時