約束の有効期限『I.Mizuki』続

修学旅行7 ページ7

橋本｢相変わらずイチャイチャしてるね〜｣




彩名｢二人して修学旅行委員とかやっちゃって〜｣




瑞稀｢まって、そっちに言われたくないんだけど？｣





A｢ほんとだよ、イチャイチャしてるの彩名たちの方だし！｣




橋本｢まあまあ、お互い様ってことで。」






彩名｢まず班長決めなきゃ、仕事量的にA達はやめとこっか。｣





橋本｢じゃあ俺やるよ？｣




瑞稀｢いいんじゃない？はしもっちゃんで。｣




A｢彩名いい？｣




彩名｢いいよ。涼で、｣





A｢きゃぁあ〜〜w｣




彩名｢なに？｣





A｢いや、彩名が男子を名前で呼び捨てなんてーっと思ってw｣




彩名｢うるさいわw｣




瑞稀｢よし、じゃあ決まりって事で、回るとこ決めようか。｣




A｢そうだね！｣



4人で案を出しながら回りたいところを決めていった









〜修学旅行当日〜



先生｢修学旅行委員を先頭にして出席番号順で並ぶこと。修学旅行委員は点呼して担任に報告しろ〜｣





瑞稀が前から数えて、私が後ろから数える




瑞稀｢よし。全員そろった。じゃあ先生のところ行ってくるわ、Aは戻ってて。｣





A｢うん。ありがとう。｣




瑞稀に言われたとおりに先頭に戻る




報告を終えた瑞稀が先頭に戻ってきた






先生の話を聞いたあと、クラスごとのバスに乗った






バスの座席はそれぞれの班を元にして決めた




橋本班の席は一番後ろの1列になって、座席は右から瑞稀、私、彩名、はしもっちゃんの順番。




瑞稀｢A、ごめんちょっと寝るわ。昨日勉強してたら睡眠時間取れなくて｣




A｢勉強してたの？！｣





瑞稀｢うん…眠たい…寝る。｣





背もたれを倒してタオルを顔にかけて寝始めた

私も背もたれを倒した






A｢瑞稀おやすみ。｣







瑞稀｢うん。おやすみ｣





彩名とはしもっちゃんがイチャついているので、なんか邪魔したら悪いなと思って私も寝ようとしたら





右肩に何かが乗る感覚がして





何かと思って見ると、瑞稀が私の肩にもたれ掛かっていて、顔にかけていたタオルが落ちていた。




寝息を立てて寝ている姿は無防備で今まで見たことなかった寝顔も凄く可愛かった。





こんなこと本人に言ったら絶対怒るだろうな…と思いながら眺めていたら、なんか癒された。






A｢瑞稀…可愛い。｣






隣のカップルには聞こえないくらいの声で呟いた。

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