【WT】花天月地【Smile】 (ページ32)

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きんときさんと夢主を絡ませる重大なイベントである特設合唱の集まりを完全に忘れていたので、大幅に修正致しました。
申し訳ない・・・引き続き本編をお楽しみ下さいませー。

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無事に6時限目まで終わり、放課後、学活が終わって皆部活やら塾やらバイトやら色々あるのかそそくさと教室から出ていっていた。
放課後になってまで、私は彼に話しかける事が出来ていない。

『・・・翔希の眼光がいつもより鋭くて怖い』

sm｢まぁ、頑張れ｣

『いや怖いんだけど』

sm｢ほら、早くしないと彼奴部活行っちゃうけど｣

ふと翔希に目をやると、彼は帰る支度をしていた。
せっかく笑琉が背中を押してくれてるのだから、このチャンスを逃す訳にはいかまいと感じ、椅子から立ち上がる。

『・・・うん、行ってみる』

笑琉は無言で首を縦に振っていた。

私、笑琉に助けられてばっかりだな。凛との件だって彼のお陰で仲直りが出来たのだから。
今回だって例外ではない。
笑琉のお陰で私は頑張れるから。

翔希へと近寄り、声をかける。

『・・・翔希』

彼は聞いているのか聞いていないのか分からないが、黙ったまま準備をする手を進めている。

『私の事、避けてるよね』

『私、何か気に障ることした？』

彼がボソリと｢・・・違う｣と言っているのが私には聞こえた。

『何が違うの？』

sh｢Aはなんもしてない。俺が勝手に苛苛してただけ｣

『・・・そう』

sh｢・・・ごめん｣

『いいよ、結局理由は知れたから。また、私と話してくれる？』

sh｢勿論｣

『ありがとう。部活、頑張って』

sh｢Aも頑張れよ｣

『いや私今日部活休みだよ』

sh｢え？あぁ、ごめんw｣

彼は荷物を持って椅子から立ち上がり、｢じゃあな｣と言って教室から出ていく。

こんなことをしている内にもう5時。
早く今日の晩御飯と明日の朝ごはんと弁当のおかずとなる食材の買い出しに行こうと思い、私もカバンを手に提げて下校する。

荷物家に置いてからまた家出るの面倒だな、そのままスーパー寄って買ってくるか。
今後もそうしよ。態々帰ってからまた家出る必要はない。

なんの食材が足りないのかメモに残してるから冷蔵庫の確認もしなくて済むし。

なんで今までこんな面倒くさい事してたんだ、と思いながら歩いているとスーパーに着いたので、直ぐに必要なものを買って帰路に着く。

しかし、帰る途中、見知らぬ男数名に囲まれて路地裏に連れて来られる。
身体のあちこちを触られている。
・・・気持ち悪い