【WT】花天月地【Smile】 (ページ7)

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side Smile

屋上には既に4人集まっており、来た途端同時に色々な事を言われた。

sm｢俺は聖徳太子じゃないから一気に喋んな｣

sh｢遅かったのは笑琉のせい｣

sm｢なんで俺のせいにすんだよ！｣

sh｢お前がたらたら準備してるから・・・｣

kir｢いいから早く準備しろ！｣

また言い合いをしつつ、腰を下ろして弁当を広げる。

br｢ね〜笑琉〜｣

sm｢なんだよ｣

br｢その唐揚げちょーだい｣

sm｢やるから態々くっついてくんな｣

暑苦しいんだよ、こっちは。

すると屋上のドアが急に開いたかと思うと、同じクラスである蔓日さんと蔓日さんの友達らしき人が入ってきた。

kin｢あ、あの黒髪の人俺と同じクラスの人だわ｣

nk｢茶髪の人は？｣

sh｢3組。俺らと一緒のクラス｣

nk｢ふーん。ってか笑琉なんで茶髪の人の方見てんの？｣

蔓日さんは友達と話していても何故表情が硬いのが少し気になった。俺らがいるから素を出し辛いのか？

kin｢笑琉？｣

智樹が俺を呼んでいた事に気づき、言葉を返す。

sm｢・・・あぁ、なんだ｣

kir｢お前大丈夫か？｣

sm｢大丈夫かってなんだよ・・・｣

nk｢話全然聞いてないから｣

sm｢眠くてぼーっとしてただけだ、気にすんな｣

思わず誤魔化してしまったが、バレていない事を願う。

br｢入学式寝ないでよ？｣

sm｢一番寝てそうな奴に言われたかねぇわ｣

kin｢琉唯始業式も寝てたよねw｣

br｢眠くなるのは人間の性ですから〜仕方ないんです〜｣

kir｢うるせぇよ｣

・・・まぁこの感じなら恐らくバレていないだろう。
出来ればそうであって欲しいが。

nk｢あと10分だから早く行こーぜ！｣

もうそんな時間か。

sm｢俺このまま帰りたい｣

sh｢俺もできるならさっさと帰りたいけど我慢しろ｣

sm｢こっそり帰ってもバレねぇだろ｣

kir｢笑琉存在感薄いからワンチャンいけんじゃね？｣

sm｢・・・あ？｣

ちょっとイライラした為、霧哉の腹を肘でぶん殴る。
｢痛てぇ｣とか言ってる奴なんて知らん。

sm｢おい霧哉早く歩けよ｣

kir｢誰のせいでこうなったと思ってんだよ！｣

sm｢俺は悪くない。お前の発言が引き金になったんだから自業自得だ｣

sh｢お前ら早く来いよ。新入生の前で遅れて堂々と恥掻きたくないだろ？｣

それだけは免れたい。卒業するまでイジられるネタにされそう。

sm｢イジられんのは嫌｣

nk｢お前元々イジられキャラだろw｣

sm｢蒼も腹ぶん殴られたいか？｣

nk｢すんませんでした｣