【WT】花天月地【Smile】 (ページ6)

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捜し物の件は解決した為、ピンを着けて急いで凛の所へ向かう。
待たせちゃ悪いし。

競歩くらいのスピードで歩いていると凛が校門に居るのが見えた。

『ごめん、待たせたでしょ』

rn｢大丈夫〜。あ、なんかA男子と話してなかった？もしかして好きな人！？｣

・・・え
あそこって校門から丁度見える位置なの？
まぁ別に見られても減るもんじゃないから良いけど。
そういう関係じゃないし。
ってか凛に見られた・・・
まぁいいか。

『いや居ないって言ったじゃん、なんでそうなんのw
あの人は同じクラスで席近いから話す機会が多いだけ。それに私のピン届けようとしてくれてたらしいし』

rn｢ま、そんだけ居ないって言うから居ないのは事実なのかな。私もそれ以上は干渉しないよ｣

『そっか、ありがとう』

rn｢んじゃ、帰りますかぁ〜！！｣

(時系列を自己紹介まで戻しまして。
話の進行状況により、所々飛ばしています)

side Smile

新学期恒例の自己紹介を出席番号順にやれ、との事だが・・・
俺の目の前に座って寝ているコイツどうすりゃいいんだ・・・？

因みに俺の右隣に座っている人は蔓日Aというらしい。

そんな事を考えていると、翔希の番まで回って来た。
仕方ねぇから起こしてやるか・・・

sm｢おい翔希、次お前の番だ、起きろ｣

俺がそう言って起こすと彼は

sh｢ん？あぁ、次俺？｣

と言ってゆっくり起き上がった。
なんかコイツの態度に少しイライラした為、

sm｢だから起こしたんだろ｣

と言うとスルーされた。
お前の為に起こしてやったのになんだその態度は・・・

そして彼の自己紹介が終わり、俺に回ってきた為、教壇前に立ち適当に自己紹介を済ます。

席に戻った時に翔希に俺の自己紹介に突っ込まれた。

間違ってはいないだろ、と返すと興味無さそうに反応した。

お前から話振ってきたのにそんな反応するなら最初から聞くなよ・・・
とか思いながらぼーっとしていると、自己紹介が最後の人まで終わったのか、皆弁当の準備をしていた。

sh｢笑琉、さっさと弁当持って来いよ｣

sm｢分かってる｣

sh｢よし行くぞ｣

sm｢ちょっとくらい待ってくれてもいいだろ｣

sh｢お前のせいで昼休み潰れるだろうが｣

sm｢そんな時間かかってないから｣

そんな会話・・・？を翔希としながら屋上へ行くと、もう他の奴らがいた。

｢おせーぞお前ら！｣

｢早く〜僕お腹空いた〜｣

｢なんで3組異様に遅いのw｣

｢時間無くなるからさっさと食おーぜ｣