94話 ページ1
｢俺達は!｣
日本一だ!!!!
銀に輝く優勝トロフィーを掲げて勝利に喜ぶ私達
｢豪炎寺、早く病院に行ってやれよ!夕香ちゃんに報告してやれよ!｣
｢あぁ!｣
｢…ありがとな、豪炎寺｣
｢ありがとう、円堂｣
…男の友情っていいなぁ
｢見えてきたぞ｣
｢ん？何あれ｣
稲妻町に入って数十分、私達の通う雷門中が見えてきた
｢何これ…｣
雷門中に着いた…そう、ここは
体育館は天井が崩れていた
校舎は瓦礫と化していて、シンボルの稲妻マークは地面に突き刺さっている
｢君達なのか!｣
｢校長先生!｣
瓦礫の先から現れたのは校長先生だ。着ている服は砂で汚れており、肌にも生傷が絶えない
｢宇宙人だ!宇宙人が攻めてきたんだ!｣
｢宇宙人…?｣
さらに瓦礫の下から出てきたのはイナズマイレブンの皆だった。こちらも口を揃えて宇宙人と主張している
そんな時だった
何かがこちらに向かってくる
それも速く…!
｢ｯ円堂!｣
円堂の眼前を黒い何かが通り抜け、瓦礫の上に停滞する。別の所からやってきた2つも合わさり3つの何か…いや、黒いサッカーボールが光を放った
｢眩しｯ｣
思わず腕で覆い隠し、光から目を守る
腕を下ろしたそこには全身を何かスーツのようなもので覆い、黒いサッカーボールを従えてほくそ笑む何者かの姿
｢お、お前たちが宇宙人なのか!?｣
｢…我々は、遠き星エイリアよりこの星に舞い降りた、星の使徒である｣
｢星の…使徒？｣
黒いサッカーボールを操る目の前の星の使徒なる者
｢サッカーを知るものに伝えよ。サッカーにおいて我々を倒さぬ限り、この地球は存在できなくなるであろう｣
｢だから!だから…イナズマイレブンのおじさん達と戦ったって言うのか…だったら次は…俺たちと勝負だ!｣
｢…見よ、この学校は既に崩れ去った｣
…既に潰したこの学校、雷門には興味がないってことか
｢宇宙人が何だろうが、俺たちの学校をぶっ壊されて黙ってたまるかよ!｣
｢染岡…皆…!見せてやろうぜ、俺たちのサッカー!｣
｢その必要は、ない｣
黒いサッカーボールを軽くこちらに向かって蹴る宇宙人
軽く蹴った、はずなのに
どす黒い何かを纏ってやってくるサッカーボールは遅くない、むしろ速い!
普通のシュートは私達を軽々と吹き飛ばして行く。そして私達の部室を粉々に砕いた
｢俺たちの部室が…｣
宇宙人は姿を消した。
だがこの学校に、私達の心に残した爪痕は大きかった
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調味料(プロフ) - 涙さん» ご指摘ありがとうございます。気をつけますね (2019年12月27日 8時) (
レス) id: 6e1f936d79 (このIDを非表示/違反報告)
涙(プロフ) - 97話KPではなくGKです (2019年12月27日 2時) (レス) id: 5e09944bd4 (このIDを非表示/違反報告)
調味料(プロフ) - Setsuki.さん» ありがとうございます!!更新頑張ります!! (2019年7月31日 17時) (レス) id: 73a5628078 (このIDを非表示/違反報告)
Setsuki.(プロフ) - やばい…豪炎寺イケメンすぎるだろ！反則！！この小説、豪炎寺推しの私にとってご褒美でしかありません！これからも、無理はしない程度に更新頑張ってください！ (2019年7月28日 21時) (レス) id: 77812d9344 (このIDを非表示/違反報告)
豪炎寺修也推し - 調味料さん» 全然、調味料さんのペースで大丈夫ですよー！これからも頑張って下さい！ (2019年7月21日 18時) (レス) id: e2e58e1092 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：調味料 | 作成日時：2019年6月3日 2時
