42話 ページ45
秋｢昔の私たち、あんなだったよね｣
秋がこの前口にした"一ノ瀬"って人も入ってるのかな。昔の事を思い出している秋の顔がほんの一瞬険しくなるが、直ぐに穏やかな顔に戻る
秋｢あれから、ボールを見るのも嫌だったなぁ。土門くんは一ノ瀬くんとの約束をちゃんと守った｣
土門が秋の言葉に下を向く
秋｢でもさ、こっちに戻った時円堂君に会ったの。あの子、可笑しいんだ!そうでしょ、A？｣
A｢そうなんだよ、サッカー部には入らないって言ってるのに毎日勧誘してきたからね。まぁその粘り強さに負けたんだけどさ｣
秋｢雨だろうがなんだろうがボール蹴って、しかも楽しそうに!なんだか、一ノ瀬くんみたい｣
土門｢あいつは一ノ瀬とは違う。追いかけても追いかけても追いつかない。だけど円堂は違う、俺の隣を走ってるんだ!あいつとなら、いつまでも走っていられる｣
秋｢土門くん…｣
弱音を吐いたその瞬間、後ろからボールが土門に向かって一直線に飛んできた
円堂｢土門、サッカーやろうぜ!早く来いよ!｣
土門が円堂を見上げる。その顔には戸惑いの色が見えていたが、円堂の曇りのない笑った顔を見ると、土門が立ち上がった
土門｢あぁ！Aちゃんもどうだ？｣
A｢さすがに辞めとく、また今度ね｣
円堂と土門が子供たちの輪に入っていく
後ろを振り返るといつ来たのか、豪炎寺となっちゃんが2人で立っていた
夏美｢貴方は、土門くんのこと気づいてたんじゃない？｣
豪炎寺｢円堂も気づいてたさ。土門のサッカーへの熱い気持ちをさ｣
2人が横に並んでいる姿はとても絵になっていた
少し、ほんの少しだけ、今までとは違う感じたことの無い痛みを覚えた気がした
隣の秋を見ると、晴れた顔で空を仰いでいた
秋｢一ノ瀬くん…これでいいんだよね？｣
＊
壁山｢冬海先生が居なくなって清々したっす｣
部室では、あの人がいなくなって嬉しいのかそれぞれが笑顔で談笑している
少林｢貴方のような先生はこの学校を去りなさいって決まってたよね!｣
A｢えっすごい似てる!｣
秋｢さすが夏美さんね!｣
春奈｢サッカー部最強のマネージャー!｣
染岡｢これで気持ちよく地区予選決勝だ!｣
目金｢ひとついいですか？｣
地区予選決勝へと意気込む皆が目金の言葉に耳を傾ける
目金｢監督不在のチームは参加を認めないと書いています｣
｢｢えー!?｣｣
目金の言葉で一気に下に叩きつけられた。
監督不在の雷門中
私達は一体どうなるんだろう？
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調味料(プロフ) - 優しい世界ですから( ´^o^` ) (2019年1月17日 7時) (
レス) id: 73a5628078 (このIDを非表示/違反報告)
歯磨きのすけ - 白菜が優しい (2019年1月16日 21時) (レス) id: 768888a8a1 (このIDを非表示/違反報告)
調味料(プロフ) - ('ω')うわぁあああああありがとうございます(´；ω；｀)最新遅いですが頑張ります!! (2019年1月9日 7時) (レス) id: 73a5628078 (このIDを非表示/違反報告)
シュウ - とても面白いです！更新頑張ってください！！！！！！！！！！！！！ (2019年1月9日 0時) (レス) id: 519079bbfe (このIDを非表示/違反報告)
waiwaichika(プロフ) - 面白いです。続きを楽しみにしています。 (2018年12月29日 21時) (レス) id: 901fc2e49a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：調味料 | 作成日時：2018年11月28日 18時
