41話 ページ44
夏美｢ここに手紙があります。これから起きようとしたであろう、犯罪行為を告発する内容です｣
なっちゃんが1枚の白い手紙を冬海先生に差し向ける
エンジンがかかったまま、一向に動かないバスにはどうやら冬海先生が何かを仕掛けていたらしい
半田｢嘘だろ？｣
夏美｢答えてください｣
なっちゃんが恐ろしい気迫で冬海先生に迫ると、突然ネジが取れたように笑い出した
冬海｢そうです、私がブレーキオイルを抜きました｣
円堂｢なんの為に!｣
冬海｢貴方方をフットボールフロンティアの決勝戦に参加させないためです。貴方達が出場すると困る人がいるんですよ｣
豪炎寺｢帝国学園の学園長か？｣
図星なのか、豪炎寺の言葉で顔に焦りが表れた
ねぇ佐久間、源田
…鬼道
帝国はそこまでして勝ちたいの？
豪炎寺｢帝国の為なら、生徒がどうなってもいいのか!?｣
冬海｢君達は知らないんだ、総帥の恐ろしさを｣
A｢そんなの、知りたくもない!!｣
夏美｢貴方のような教師はこの学校を去りなさい、これは理事長の言葉と思ってもらって結構です!!｣
冬海先生…いや、眼鏡の人が本性を表し、雷門に対する鬱憤を吐き出し、去ろうとしたが、私たちを振り返った
｢しかし、この雷門に入ったスパイが私だけとは思わないことですね｣
ねぇ、土門くん?
その言葉に皆が目を見開き、一斉に土門に振り返る
土門はこのことに今までずっと、1人で苦しんでいたのか
心のこもってない数々の言葉が土門に刺さる
円堂｢俺は土門を信じるぞ!｣
土門が目を見開くが、その顔は暗くなる
土門｢円堂、冬海の言う通りなんだ。…わり!!｣
土門が背を向け、その場を去ろうと走る
その背中には色々なものを抱えていて、細い体は、更に細く、小さく見える
A｢私、ちょっと行ってくるわ｣
秋｢A!?｣
A｢大丈夫、心配しないで!｣
秋が私を呼ぶ
だけど今は、土門のことが心配なんだ
＊
A｢見つけた｣
土門｢A…｣
A｢Aでいいよ｣
私は土門の横に腰を下ろす
視線の先には小さな女の子と男の子がサッカーボールを蹴っていた
A｢…私も、サッカーやってたんだ。やめちゃったけどね｣
土門が驚きの表情で私を見る
すると、後ろから足音が聞こえてきた
秋だ
土門は秋を一瞥すると子供達の方に向き直る。秋は私にウィンクをすると、土門の傍まで歩み寄った
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調味料(プロフ) - 優しい世界ですから( ´^o^` ) (2019年1月17日 7時) (
レス) id: 73a5628078 (このIDを非表示/違反報告)
歯磨きのすけ - 白菜が優しい (2019年1月16日 21時) (レス) id: 768888a8a1 (このIDを非表示/違反報告)
調味料(プロフ) - ('ω')うわぁあああああありがとうございます(´；ω；｀)最新遅いですが頑張ります!! (2019年1月9日 7時) (レス) id: 73a5628078 (このIDを非表示/違反報告)
シュウ - とても面白いです！更新頑張ってください！！！！！！！！！！！！！ (2019年1月9日 0時) (レス) id: 519079bbfe (このIDを非表示/違反報告)
waiwaichika(プロフ) - 面白いです。続きを楽しみにしています。 (2018年12月29日 21時) (レス) id: 901fc2e49a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：調味料 | 作成日時：2018年11月28日 18時
