暗闇の中に光る花は【文スト】×【プロセカ】 (ページ9)

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第七話　思い出のあるお店ページ9

太宰side

敦くんたちを後ろから見守っていると2人は私たちのところへと来

た。

敦「あの、太宰さんたちは何処に行きたいですか？」

2人はこちらを見る。

太「う〜ん、私は蟹が食べたいなぁ。」

夜「高いから却下。」

太「えぇ…」

Aちゃんからの鋭いツッコミをいれられてシュンと

凹んでいると、

Aちゃんは何処かへ向かって歩き出し、

あるお店の前で止まった。

太「？Aちゃんはここがいいのかい？」

夜「いや、別に何処でも良いよ。でも、久々に見たなって思って。」

敦「行ったことあるんですか？」

夜「昔ね。私がちっさい頃に行ったことがあるの。あの頃は、まだ、

分かってたのかな…」

Aちゃんはショーケースの中にある食品サンプルを見ている目

を伏せる。

鏡「此処、行こう。」

夜「え、」

信じられないというか顔で鏡花ちゃんを見るAちゃん。

夜「此処、高いよ。私、そこまでお金持ってない。」

鏡「そっか…」

シュンとする鏡花ちゃん。

太(嗚呼、こんな時に「私が奢ろう！」なんて言ったら

良かったんだろうけど…)

私の頭の中には私を怒る国木田くんが浮かぶ。

太(国木田くんの長い説教を聞くのは勘弁だ。

申し訳ないけど、鏡花ちゃんには諦めてもらおう。)

鏡花ちゃんに話しかけようとすると

私の前にいた鏡花ちゃんとAちゃんが消えている。

太宰(何処に行ったんだ…？)

そう思っていると、後ろから声が聞こえた。

夜「太宰さん、敦くん。鏡花ちゃんが行きたい場所見つけたって。

こっち来て。」

(名前ちゃんに連れて来られたのはバイキングだった。

夜「これならみんな食べれるだろうって。」

鏡「此処は、如何？駄目かな？」

太「私は構わないよ。」

敦「僕も良いよ。」

そういうと、彼女は顔をパァッと明るくして喜ぶ。

夜「じゃあ、バイキング4名で。」

店員さん「はい、4名様ご来店で〜す。」

こうして私たちはお店へと入っていった。

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ゆっくりですが更新再開していこうと思います。