【ハリー・ポッター】ハーフの美少女はみんなに愛されています【親世代】VIII (ページ7)

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339話ページ7

_______その後、アイオラによってジェームズとシリウスは火花を散らすのを止めてくれました
アイオラ...止められなくてごめんなさい(汗
まあ、色々とありましたが無事に図書館へ到着しました

「人狼は満月の夜、狼に変化する......」

_______シリウスが『人狼について』の本を読みながらそう言っていました
ジェームズ、シリウス、アイオラ、ピーターはリーマスの様子が怪しいと思っていた様子でしたが、気づいてあげられなかった自分が情けないと思っているみたいです
私はリーマスの正体を知っていながらみんなに言えない事がもどかしくてたまりませんでした...
そう...リーマスは満月の夜になると毎回、何処かへ消えている事は分かっていました

『ッ！......ご、ごめん...僕、体調が優れないから...その...医療室に行ってくるよ！』

『母さんが病気になったらしいんだ......だからいったん家に戻るよ。...大丈夫、明日の朝には戻るから......』

『ごめん、今日は校長先生に呼ばれてるんだ。......大丈夫！一人で大丈夫だからッ!!』

_______リーマスは満月の日、私達が指摘する度にそう言って避けていた事が多かった事を思い出しました
満月の日、リーマスは次の日の朝に姿を現し、顔に無数の傷跡をつけて戻ってくる事も多く、その事で大丈夫かと声をかけますが、リーマスは私達を心配かけまいと「大丈夫」なんて言っていましたが、酷く辛そうな悲しそうな笑顔を浮かべていたのをよく覚えています

「......何で気づいてあげられなかったんだろうな...」

「......私だってほんの些細な事に気づけなかった事を情けなく思ってますわ...」

_______ピーターとアイオラがリーマスの事を思い浮かべたのか悲しげな声で言っていました
その言葉を聞いた私は静かにキュッと下唇を噛み締めます

『次の満月の時......リーマスの後をつけましょう』

「ど、どうやってリーマスの後をつけるの？しかも満月の時って夜でしょ？......そ、そんな事したら危ないよ」

_______私が静かにそう言った途端、ピーターはそう言って何かを思い出したのか肩を震わせています
きっと自分を怒鳴りつけているミネルバの顔を思い出しているのでしょう...

「それなら心配ないよ！透明マントがある！」

「ﾊｧ)その中に五人も入れる訳がありませんわ」

「アイオランシの言う通りだな」

_______ジェームズがそう言った途端、アイオラは静かにため息をつきながらそう言うとシリウスも頷きながらアイオラに賛同しています