【ハリー・ポッター】ハーフの美少女はみんなに愛されています【親世代】VIII (ページ25)

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356話ページ25

_______二人の発言を聞いた私はピーターの不安を取り除く様に優しく励ますとピーターは少し自信を取り戻したみたいですね(微笑
リーマスより先に来ていた事を問われたら、こんな風に答えればいいと思いついたのでひと安心しました
後はリーマスが満月の日に何処かへ行くのを突き止めて人狼である証拠と同時に動物もどき(アニメーガス)を取得させる事ですね
私は既に取得していますが、彼等は取得していないので自ら指導する予定です

「さて...二人揃って透明薬をたくさん作り上げたみてえだからやる事がなくて暇だな」

「そ、そうだね...リーマスが来るのは明日だから」

_______シリウスが暇だと言わんばかりに腕を頭の後ろで組んでおり、ピーターはリーマスの事を思い浮かべたのかそう言っています
あっ、何ならここにいる皆さんにハープの音色を聞かせる事にしましょう
私はここにいる皆さんの心を少しでも癒せる様にと無言でハープを取り出しました
これはホグワーツに持ってきたハープと同じです

「A、それって何ですの？」

『これはハープと言う西洋音楽で用いられる弦鳴楽器です。口で説明すると難しいのでよく音を聞いて下さい』

_______アイオラが不思議そうな顔でハープを見つめていたので私はハープは西洋音楽で用いられる弦鳴楽器である事を教え、口で説明するのは難しいと伝えた後、静かに奏でました

※音楽のイメージは聖闘士星矢の『デストリップセレナーデ』です！

無言のままハープを奏でるAの姿にジェームズ達はAに見惚れていた
切れ長の目は伏し目がちになっており、演奏する姿やメロディーは何処か儚げな印象を与える
ハープのメロディーがミヤノ屋敷内に響き渡っていてAを呼びに行こうと部屋へ向かっていた浩司はフッと微笑みつつ歩いて行く
そして演奏を終えるとジェームズ達は歓声を上げたり、拍手をしたりしている

「凄く綺麗な音ですわ！」

「す、凄いよA！」

_______アイオラとピーターが口々にそう言って私を褒めてくれました
ジェームズは「さすが僕のAだ！上手だよ！」と言って抱き着いてきましたが、シリウスによって引き離されています
シリウスはそっぽを向きながら「凄かった」と言って珍しく頬を赤らめてはいませんが、耳が赤いのは明らかですねぇ(笑

「おやおや、何だか盛り上がっているみたいだね」

『あっ、浩司おじ様！』

_______その時、声が聞こえたので振り向くと浩司おじ様が穏やかな笑顔で私達を見ていました