【ハリー・ポッター】ハーフの美少女はみんなに愛されています【親世代】VIII (ページ21)

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352話ページ21

_______ジェームズとピーターの言葉にシリウスは浩司おじ様に言われた事を言おうかどうか迷っている様子でした

「魂の双子と呼ばれている僕にも言えない事なのかい？」

「シ、シリウス...」

_______シリウスは私とアイオラの方を見ていましたので私とアイオラはシリウスの様子を見て静かに頷きました
さっきまで黙っていたシリウスが「実は...」と言って浩司おじ様とメアリーおば様が話していた事をジェームズとピーターに話しています

「Aのママさんとメアリーさんにそんな辛い過去があったなんて...」

「う、うん...あんなに優しいのに...」

_______ジェームズとピーターは自分達に優しく接してくれたお母様とメアリーおば様の事を想像したらしく、口々にそう言っていました
まあ、そう思われても無理もありませんしね...

「でも、コウジさんとメアリーさんはどうしてシリウスにそこまで...？」

『メアリーおば様は学生時代、今のシリウスと似ていたらしく、スリザリンに入らなかった事で母方の祖父に色々と文句を言われ、スリザリンに入ったお母様を可愛がる一方で父親との仲はどんどん冷えきっていき、家に帰ると喧嘩ばかりの日々だったそうです』

_______ジェームズが浩司おじ様とメアリーおば様がどうしてそこまでシリウスを気にかけるのかと問いかけてきた為、私はその問いに静かに答えました
その言葉を聞いたジェームズとピーターは再びシリウスの方へ顔を向けています

「最初は俺、両親に純血主義なんてくそ食らえとしか言ってなかった......だけど俺、コウジさんとメアリーさんの話を聞いて自分の思いを両親に伝えようと決めた。まあ、両親に理解して貰えるかどうか分からねえが...」

「シリウス、貴方の思いをキチンと伝えればオリオン従叔父様とヴァルブルガ従叔母様にもきっと分かって貰えるはずですわ！」

_______シリウスは私達の顔を見ながらこう言ってきましたが、アイオラはシリウスの顔を見ながらこう言っています
ジェームズもピーターもアイオラに賛同するかの様に静かに頷いていました

「みんな...」

『シリウス、ここにいるのは貴方の事を信頼している友達です。もちろん私もアイオラも同じです』

「A...」

『私は誰に何を言われようがシリウスの味方ですよ』

_______シリウスが驚いた様にそう言った後、ここにいるのが自分を信頼している友達である事や私とアイオラも同じである事を話し、誰に何を言われようがシリウスの味方である事を教えました