【ハリー・ポッター】ハーフの美少女はみんなに愛されています【親世代】VIII (ページ15)

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347話ページ15

Sirius side

「妹さんの事までキチンと考えるなんて...メアリーさんは本当に凄いっすね」

「そんな凄いなんてものじゃないわ」

メアリーさんは自分の事だけじゃなく、妹のエレーナさんの事までキチンと考えていたし、その一方で俺は弟を...レギュラスの事をあまり考えていなかった
レギュラスとは普通に仲が良いが、家に帰って来てからはあまり話していない

「シリウス君、君には兄弟姉妹がいるのかい？」

「はい。A達にはまだ言ってませんが弟が一人います」

コウジさんに問いかけられ、俺は正直に答える
本当はA達にも俺に弟がいる事を伝えようかどうか迷っていたほど
逆に弟がいる事を伝えなかったら、驚かれるか聞いてないとかって言われそうだな...

「その子とは今でも仲が良いの？」

「グリフィンドールに入る前までは普通に話していましたが、今は...」

今度はメアリーさんに問いかけられ、俺は今までレギュラスと普通に話していたが、グリフィンドールに入ってからはまともに話していないな...
どうすればいいんだろうか...そう思っていた時だった

「そっか...それなら話は早いな」

「えっ？」

コウジさんがそう言ってイスから立ち上がった為、俺は驚きを隠せなかった
話が早いってどう言う意味だ...？

「ブラック家主催のダンスパーティーは1月4日でミヤノ家は1月7日にダンスパーティーが始まるでしょう？ブラック家主催のダンスパーティーが終わった次の日の1月5日に私と浩司さんはシリウス君を連れてブラック家へ行かせて貰うわ。貴方の思いを伝えるにはちょうどいいタイミングじゃないかしら？」

「っ...両親が俺の話を聞いてくれるとは...」

「大丈夫。君の思いをキチンと伝えればご両親にもきっと伝わってくれるよ」

二人はブラック家のダンスパーティーが終えた次の日に行くと話していた為、俺は自分の話を聞いてくれるかどうか分からないと言った途端、コウジさんは俺を自分の子供の様に優しく励ましてくれた
コウジさんやメアリーさんみたいな人が俺の両親だったら、また考えが違ってたのかも知れないな

「......そこで私達の話を聞いているのは分かってるのよ？

____________A、アイオランシちゃん」

えっ!?Aとアイオランシ!?
俺は驚きのあまり、メアリーさんが向いている方へ顔を向けるといつの間にか二人がいた
てか、二人揃っていつからそこにいたんだ？
メアリーさんの言葉に二人は申し訳なさそうな表情だった

Sirius side 終了