【ハリー・ポッター】ハーフの美少女はみんなに愛されています【親世代】VIII (ページ12)

今日:10 hit、昨日:5 hit、合計:15,283 hit

344話ページ12

_______シリウスがお母様とメアリーおば様の過去を聞いて驚いている中、浩司おじ様はシリウスの方を見ながら静かにそう言っていました

「だけど俺の両親は...」

「シリウス君、もしかしてご両親に純血主義は下らないとでも言ってしまったのかい？」

「......」

_______シリウスはご両親の事を思い浮かべたのかそう言っていましたが、浩司おじ様は二人の前で純血主義は下らないと言ってしまったのかと問いかけるとシリウスは無言になってしまいました
......やっぱり、自分の思いを伝えずにそのままストレートに言ってしまった所為で関係が悪いままなのですね
沈黙が続く中、浩司おじ様が口を開きました

「A、少しシリウス君と話をしてもいいかな？」

『...！分かりました』

_______浩司おじ様の言葉を聞いた私は返事をした後、アイオラ、ジェームズ、ピーターを連れてその場を去りました
浩司おじ様はきっとシリウス本人の今後の事やブラック家に関する話をする為に私達に席を外してくれと言ったのでしょうね...

Sirius side

「立ち話もあれだから、この部屋に入って話の続きをしようか」

A達が去った後、俺はコウジさんと一緒に別の部屋に入った後、近くにあるイスに座り、コウジさんは俺の向かいに座っている
コウジさんが俺と話したいと言ったのは俺の今後の事やブラック家の事に関する事だからA達には聞かせられないと思ったんだろうな...

その時、ノックの音が聞こえ、コウジさんが「どうぞ」と声をかけている
ドアの方へ顔を向けるとそこにいたのは奥さんのメアリーさん
この場に来ていないアツシさんとエレーナさんはA達と一緒に悪戯の話でもしているのだろうと考えた
コウジさんはメアリーさんに事情を話した後、コウジさんの隣のイスに座っている

「シリウス君、さっきの話の続きになるけどご両親に純血主義は下らないとでも言ってしまったんだね？」

「はい」

コウジさんの問いかけに俺は静かに返事をした
純血主義の王族であるブラック家に生まれた俺は小さい頃から家風に馴染めず、両親に純血主義は下らないと言ってしまった事がきっかけで家族はバラバラになってしまった...
父上は俺に跡取り以外の事は無関心だし、あのクソババアは俺がグリフィンドールに入った途端、狂った様に叫び声やら罵声やらを浴びせてくる
あんな狂信的な純血至上主義の両親を持つ方がこっちは疲れるしな...

そんな風に思っていた時、メアリーさんが静かに口を開いた