【ハリー・ポッター】ハーフの美少女はみんなに愛されています【親世代】VII (ページ43)

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327話ページ43

_______お父様は何かを言いたげでしたが、お母様があまりにも怖い目つきをしていた事と浩司おじ様とメアリーおば様の表情を見て口をつぐんでいます
私はリーマスの事について、お父様に話しました
リーマスと何処で出会ったのか、性格、好きなもの、たまに様子が怪しくなる事、その事を指摘されると何でもないと言い張っている事、その様子がおかしくなるのが【満月】になる少し前だと言う事、毎月【満月】の夜に必ず姿を消す事を話します

_______何故、私がここまで言い切れるのかと言う理由は実際ホグワーツにいる時は三回満月になりましたからね
一回目は9月...そう、ジェームズ達が悪戯を始める前
二回目の10月と三回目の11月はジェームズ達と普通に話していた時でした
私は最初から知っていましたが、ジェームズ達も薄々感づいていたかも知れません
ここまで聞いたら、すぐに分かりますよ...

「A、よく聞いて」

『はい』

_______お母様が真剣な眼差しでそう言ってきましたので私は返事をした後、ゴクリと息を呑みました

「そのリーマス･ルーピンは【人狼】よ」

『......』

「「「......」」」

エレーナの言葉にA、厚司、浩司、メアリーは黙ったまま
沈黙が続く中、その沈黙を破ったのは...

『知っていました』

娘のAだった
_______やっぱり......と言うか、人狼と満月と言うワードで動揺したりすれば明らかに自分が人狼ですと言っている様なものですよ...
それにお母様がお父様をすぐに黙らせたりしたのも頷けます

「......!!...あの子は、私や浩司と同じ魔法省で働く友人、ライアル・ルーピンの子なんだ。ライアルとは同級生で寮も一緒だったから今でも仲は良好さ...彼の事は全て聞いているよ。リーマス君は外に出して貰えずに友達もいなかったらしいから『__ですが、そんな事は関係ありませんよ』...!!」

_______お父様がリーマスのお父様と友人関係であり、仲が良好であった事からリーマスの事は聞いていたとの事でした
リーマスは外に出して貰えずに友達もいなかったと言うお父様の発言に私は関係ありませんと伝えた途端、お父様達は驚いた様にこちらを見つめてきます

『リーマスは友達で彼が人狼だろうが何だろうが私は彼の全てを受け止めます。それが【友達】と言うものではないのでしょうか？それに...その程度で嫌いになったりするのは明らかにおかしいですし』

「......それでこそ私達の娘だ」

「......どうやら僕達の姪っ子は優しく聡明で友達思いだね」