【ハリー・ポッター】ハーフの美少女はみんなに愛されています【親世代】VII (ページ33)

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317話ページ33

_______ふとメッセージカードを裏返してみると何やら文が書いてありました
『リップスティックとグロスよ。魔法界ではあまり有名じゃないけど化粧品なの。ぜひ唇に付けてみて』と書かれていました
マグル界の化粧品をプレゼントしてくれた事に嬉しく感じた私はこの場にいないリリーに『ありがとうございます(微笑』と優しく微笑みました
早速、リップスティックとグロスを塗ろうとお母様から貰った手鏡を使い、最初にリップスティックを塗り、その後にグロスを唇に付けました

『グロスの色が私の好みの色なので嬉しいです。今度の休暇はマグル界でリリー達と一緒に買い物とかしてみたいものですね...』

_______私は静かにそう言った後、次に白色で綺麗に、そして丁寧にラッピングされている長方形の箱を手に取ります
薄紫色のリボンがついていて『Happy Merry X'mas』と刻まれたバッジがつけられていました
いったい誰からなのでしょうか...？
内心ドキドキしながらリボンを解き、箱の蓋を取りました__

『き、綺麗...！』

_______中に入っていたのは私が思わずため息をついてしまうほどの綺麗な純白のシルクドレスでした
ドレスだけではなく、ルビーが嵌め込まれた金色のベルトとアクセサリーが一緒に入っており、あまりの美しさに思わず見惚れてしまうほどです

※ドレスとアクセサリーのイメージは聖闘士星矢LCのサーシャと同じです

ﾋﾗｯ...

『おや...？』

_______その時、何かがドレスの中に紛れていた様で拾ってみるとメッセージカードでした
文面を見てみると『素敵なクリスマスを。』と書かれています
......でも、誰が...？
こんな綺麗なドレスとアクセサリーを私に贈ってくれるのは身近な人だと考えます
お父様やお母様、浩司おじ様やメアリーおば様は別ですし、ジェームズとシリウスとリーマスとリリーは既に開けていますし...あと、あげた中でこう言うのを贈ってくれそうな人と言えば...

『あっ...もしかしたら...』

_______私はこのドレスを贈ってきた人物が誰なのかすぐに分かり、プレゼントの箱の蓋を手に取り、隅から隅まで見逃さない様によく観察しました
すると___

『............！やっぱり、私の思った通りでした(微笑』

_______私は贈ってきた人物の名前を見て思わず微笑みました
視線の先には小さく、隅から隅まで見ないと分からないほど小さく書かれた『I.P』の文字を見つけたんです
イニシャルでI.Pと言ったら、一人しかいません...

『アイオランシ・ポッター...』