【ハリー・ポッター】ハーフの美少女はみんなに愛されています【親世代】VII (ページ27)

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311話ページ27

_______家を抜け出したい...ですか
そう言えばベラがシリウスの事を『血を裏切った』と言っていましたね
アイオラからブラック家の事を聞いたので、シリウスが何故ファミリーネームを名乗ろうとしなかった理由が分かりました
シリウスは代々スリザリンの純血家系であると同時に純血主義の思想を持つブラック家に嫌気をさしていて、純血主義の集うスリザリンと敵対しているグリフィンドールに入ったのだと言う事が理解できます

_______......しかし、勇気がありますね...シリウス
想像してみると確かに貴方は緑色よりも赤色が似合いますから...
まあ、とにかくシリウスも大丈夫でよかったです...
ハァ...とため息をついた後、次はシンプルな封筒に入っているピーターからの手紙に手を伸ばしました

実はシリウスはこの手紙を何十枚も書きかけでくしゃくしゃにして、やっとの思いで書き上げていたのは別の話である...

_______ピーターは丁寧に書いているつもりだと思っているみたいですが、よく見ると所々字の大きさや羅列がズレていました
何だかピーターらしいですね...と心の中でそう思いながらクスクスと小さく笑った後、丁寧に便箋を取り出します

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拝啓 A・ミヤノ様
手紙を送ってくれてありがとう。
僕は普通に元気だよ。
それと12月30日、お邪魔しちゃっても大丈夫かな?
A達に会える日を楽しみにしてるよ。
また今度会おうね。
ピーター・ペティグリュー
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『......ジェームズが長い文面に対し、ピーターは短い文面なんですね...(苦笑』

_______よく見ると少し大きめの便箋の真ん中に大きな字で書かれていました
まあ、そこがピーターらしいですね...と思いながら再びクスクスと小さく笑い、最後はリーマスからの手紙に手を伸ばしました
よく見ると差出人の所のリーマスの"ス"の字が少し小さい気がしますし、何か嫌な予感がしますね...
心の中でそう思いつつ、静かに息を呑みながらも手紙をゆっくりと開き、字の羅列に目を向けます

『............リーマスは自分が【人狼】である事を隠す為にわざとこんな文面を書いたのですね...私はリーマスに自分からその秘密を話してくれるのを待つと伝えてから、いつかジェームズ達にもキチンと伝える様にとは言いましたけど...
こんな文面ではジェームズ達にも気づかれてしまいますよ』