【ハリー・ポッター】ハーフの美少女はみんなに愛されています【親世代】VII (ページ12)

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296話ページ12

『ほらほら、せっかくのクリスマス休暇なのに喧嘩するのはいけませんよ？あっ、そう言えばリリーのご両親はどちらにいらっしゃるんですか？』

_______二人を仲裁した後、私はすぐに話題を変えました
アイオラもリリーのご両親に挨拶をしたいと思っているらしく、周りをキョロキョロしています

「え？あ、あぁ...私は駅の外で待ち合わせしてるの」

_______私がそう言った途端、リリーは何故か肩をすくめてこう言ってきました
あっ...そう言う事でしたか...
リリーの言葉を聞いてアイオラも察したみたいです

『そうですか...では先にジェームズのご両親とアイオラのご両親に挨拶しに行きますね__』

_______私はそう言って二人の両親の所へ方向転換をしようとした瞬間、何かが私を包み込みました
それも...光の速さなのです

「「「!?」」」

突然の事すぎてリリーとジェームズ、アイオランシは唖然と固まる一方、Aは落ち着いており、冷静沈着だ
それは何故かと言うと...

「あぁぁ!!会いだがっだよぉぉ!!(泣」

Aに飛び付いてきた正体はAの父親である厚司だったからだ
厚司は子供の様に泣きじゃくり、Aにベッタリとくっついている様子だ

「...え...え!?」

「ちょっ...何事!?」

「これって...デジャブですの...!?」

ジェームズ、リリー、アイオランシは口々にそう言った後、未だに状況が理解できていない様子だ
Aは厚司に呆れた顔をした後、口を開いた

『......友達の前でこんな情けない姿を見せるのは止めて下さい...【お父様】』

「「「お父様!?」」」

Aが厚司の事をお父様と呼んだ途端、リリー、ジェームズ、アイオランシは驚きを隠せない表情になっていた
_______お父様のこの姿をあまりジェームズ達に見せたくなかったんですがね(苦笑

厚司は涙と鼻水で顔をぐちゃぐちゃにしてAの目を見つめている

「だっで!!ひざじぶりに会えだがら!!お父さん死ぬかと思ったよぉぉぉ「恥ずかしいから止めなさい！」アダッ！」

後ろから出てきたのはAの母親であるエレーナだ
そのまた後ろから出てきたのは厚司の弟であり、Aの叔父である浩司とエレーナの姉であり、Aの叔母であるメアリーだ
浩司は厚司の姿にドン引きしており、メアリーは何故かニコニコと微笑んでいる

「あんなのが僕の兄さんだなんて...弟として情けなく思うよ」

「まあまあ、浩司さん」

浩司は厚司の姿を見て情けないと思っており、メアリーは浩司を優しく慰めている様子