242話 ページ6
「私達の名前を知っているのなら、話が早いですわね。Ms.ミラモンド、寮は違えどよろしくお願いしますわ」
『私からもよろしくお願いします』
_______アイオラと私がそれぞれスッと手を差し出すとMs.ミラモンドは何故か目を丸くしています
おや？私達、何か間違った事でもしましたかね？
「えっ...い、いいの!?お二人の手を握っても!?」
「何を仰ってるんですの？そんな事は当たり前に決まってますわ(微笑」
『アイオラの言う通り、私達の手を握っても構いませんよ(微笑』
_______アイオラと私はMs.ミラモンドに向けて優雅に微笑みました
その時、Ms.ミラモンドが何故か顔を赤くしています
何故でしょうか...？理解不能です
「はぅ/////お二人の女神スマイルをいただきましたッ/////」
_______な、なんと言うか...かなり個性的な子ですね...(汗
アイオラ、リーマス、ピーターの方をチラッと若干...いや、かなりドン引きしているのが分かります(苦笑
あのジェームズやシリウスですら、若干ドン引きですし
正直に言うと私もMs.ミラモンドにかなりドン引きしてますよ？(苦笑
「実はこの子、こういう子なの(ｸｽｯ」
_______リリーがクスッと笑いながらそう言った後、肩をすくめています
その後、私達と握手をしたMs.ミラモンドは自分の手をまじまじと見つめ、目を輝かせていました
「この手は永遠に洗わないよ!!/////」
「いや、洗えよ!!」
_______ジェームズ以上に暴走するMs.ミラモンドにシリウスが思わず突っ込みを入れていました
今のは突っ込みを入れる所ですね(苦笑
シリウスが突っ込みを入れた瞬間、Ms.ミラモンドは何故かシリウスを睨みながらこう言ったのです
「黙れ!!この駄犬!!」
「駄犬!?」
_______Ms.ミラモンドが突然、さっきまでとは別人の様に態度が変わり、リリーを除く先生や生徒達は「ん!?!?」と声を漏らしていました
シリウスは驚きを隠せない様子でそう言っており、リーマスやピーターは唖然とした表情でMs.ミラモンドを見ています
今のは別人の様で驚きましたよ...
チラッとアイオラの方を見ると私と同じ様に驚いていました
「えっ...ちょっ、Aとアイオラに対する態度とシリウスに対する態度が全然違うんだけど...!!」
_______さっきまで黙っていたジェームズはそう言って机を叩いています
しかも凄く面白かったのか今にも吹き出しそうな感じなのが一目瞭然です
するとMs.ミラモンドはシリウスを睨むのを止め、今度はジェームズを睨んでいるのが分かりました
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作者名：黒羽明菜 | 作成日時：2020年12月20日 15時
