【ハリー・ポッター】ハーフの美少女はみんなに愛されています【親世代】VI (ページ20)

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256話ページ20

James side

そこで今回はミヤノ寮から必ずグリフィンドール寮に寄って来るAとアイオラが寮を出る前に寮の前を立ち入り危険状態にしたのだ
そうすれば二人揃って考える間もなく地べたに足をつき、そのままツルーン！と滑っていってしまうはず

えっ？他の生徒が来ないかって？
そんなもの僕が考えていないとでも？
と言う事で他の生徒はその空域に入れない様に魔法をかけておいた
ちなみにピーターは何度起こしても起きないので置いてきてしまったけどね

「じゃ～ん！透明マント～！」

僕はそう言って出したのはポッター家の家宝の一つである【透明マント】
これを被ると透明になれるから、こっそり家から持ち出してきた

「あぁ、何か聞いたことあるな」

「そりゃ、ポッター家に代々伝わる家宝だからね！」

シリウスの言葉に僕は代々伝わる家宝だからと伝えた後、それを被りながらギリギリ液体のかかっていない所で待機する
三人も一気に入るとさすがに密集するから嫌だけど、まぁ、今は我慢だ！
愛しのカレンの為なのだから！

ｶﾁｬ__

「おっ、来たぞ！喋っちゃ駄目だからね」

僕は二人に忠告した後、自分も押し黙る
出てきたのはドレア従叔母さんと同じ艶のある黒髪に僕とシリウスと同じ瞳を持つ再従姉のアイオラと綺麗な緑がかった青色の髪に宝石の様な瞳を持つ愛しのA_________ではなくピーターだった

しまった...！
念の為にって悪戯仕掛け人は通れる様にしてたんだ...！

ｺﾞｯ

最初に鈍い音が聞こえ、思わずギュッと目を瞑る

「痛そうな音がしたよ...」

リーマスがそう言った途端、寮の扉からAとアイオラが顔を出した

『ピーター！』

「大丈夫ですの!?」

やっぱり二人揃って気づいていたか...
シュンとうなだれながらもピーターに目を移す
うわぁ...僕が言うのも何だけど凄いドロドロ

『インパービアス！(防水せよ！)』

えっ!?それって一年生じゃ、習わない魔法じゃ...!?
.........でも頭いいなぁ、さすが僕のA！
自分の靴に防水させた後、アイオラの靴にも防水させ、二人揃ってヌメヌメの上を歩いている
Aは本当によく考えてるなぁ...
ピーターに寄って、また一年生では習わない魔法を使った

Aは優しいなぁ...なんて呑気な事を思っていると、いつの間にか床が綺麗になっており、凄いと感心していた時、透明マントを使っているはずの僕等の方を見てAは出て来いと言ってきた
被ってるはずなのに何で分かったんだろう？

James side 終了