252話 ページ16
_______ちなみに時計は授業が始まる5分前を示しており、次の授業は変身術です
どれだけ急いだとしてもその教室までに到着する時間は最低でも3分はかかります
もし遅刻でもした場合、あのミネルバの事ですから、カンカンに怒り出すのが目に見えていますからね
リーマスが私をお姫様抱っこしたまま、ゆっくりと走り出しました
アイオラはピーターの手を掴みながら、同じ様にゆっくりと走り出しています
_______後ろをチラッと見るとジェームズとシリウスがまだ口喧嘩をしていており、私達が抜けた事に気づいていません
その後、そのまま変身術の教室に急ぐ事はできました
5分後、ジェームズとシリウスの口喧嘩は丸く収まりましたが、二人の悲鳴が廊下に響き渡ったと言うのは言うまでもありません(苦笑
No side
変身術の授業が終えた後、男子寮にいるジェームズ、シリウス、リーマス、ピーターは何やら盛り上がっている様子だ
__グリフィンドール男子寮
「『またですか、グリフィンドール5点減点！』」
ジェームズが何処から出るのかと言う裏声でビシッと前を指差していた
どうやらジェームズが声真似していたのはマクゴナガルの様だ
「ブハッ！ジェームズ、声真似が上手だな！」
ジェームズの声真似にシリウスがお腹を抱えて笑い出している
そして、その近くにいたリーマスとピーターもたまらずプッと吹き出している様子だ
「その声で『スリザリン100点減点！』って叫んでみたら？(苦笑」
「おぉ、それ賛成！リーマス天才！(笑(............と、言いたい所だけど！君はいつの間にいなくなったんだい？」
リーマスが苦笑いを浮かべながらそう言って提案すると、ジェームズは賛成と言って響く様な声で笑い出した後、何でいなくなったのかと問いかけている
「時間を見たら5分前だったし、マクゴナガル先生は怒ると怖いだろう？だから、ソーッとね(苦笑」
「教えてくれればよかったじゃないかー！」
リーマスが両手を小刻みに震わせ、ジェスチャーを付け足している様子を見たジェームズは教えてくれればよかったのにと言っている
「ほんの悪戯心だよ。アイオラとAと三人でね」
リーマスがそう言った途端、アイオランシとAと言う名前が聞こえたのかジェームズがガッとリーマスの肩を掴んでいる
「何だって!!二人に何もしてないだろうね!?」
ジェームズが大声でそう言った後、シリウスは一見はあまり興味無さそうにしているが、耳だけはリーマスの方に向けている様子だ
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
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作者名：黒羽明菜 | 作成日時：2020年12月20日 15時
