250話 ページ14
_______リーマスが慌てた様子でそう言ってきました
しかも冷や汗をたらしているのが分かります
その言葉を聞いた私は驚きを隠せなかった一方、アイオラは信じられないと言った表情でそう言っています
まさか...ジェームズ達が惚れ薬を作っていたとは想定外なのです！
「効果は短いけど結構強力なんだ！」
「なるほど...そう言う事でしたのね。それにしても...ジェーは大丈夫なんですの？」
_______リーマスの言葉を聞いたアイオラは納得した様な顔でそう言った後、ジェームズの方を静かに見つめています
それにしても......本当に大丈夫なのでしょうか？
「ぜってえ目を開けんなよ！」
シリウスはそう叫びながらもジェームズの目を押さえているが、その願いはむなしく散った...
シリウスの手がズレたその瞬間、ジェームズは見てしまった
ジェームズと目が合ってしまったのは____
_____アイオランシの隣にいるAだった
「...」
ジェームズがAの目をジーッと見つめていて、Aは何故かそらす事ができない様子だ
シリウスもリーマスもピーターも「しまった」と顔をこわばらせているが、アイオランシのみ今後の展開が分かってるかの様な様子で静かに目を細めている
_______えーっと...いつまでこの状態のままでいるのでしょうか？
私は困惑しつつ、おずおずとジェームズに声をかけました
『ジェ...ジェームズ...大丈夫ですか...？』
「A......」
『な、何ですか...？』
_______ジェームズに声をかけられた私はおずおずと返事を返しました
ジェームズを除く悪戯仕掛け人はゴクリと唾を飲み込んでいます
「...あぁ、君の瞳は宝石の様だね！」
「「「は？」」」
「えっ？」
『ジェームズ...？』
_______ジェームズの言葉に悪戯仕掛け人とアイオラは思わず声を漏らしていて私は目を丸くしながらジェームズの名前を呼びます
ジェームズの口から出てきた言葉はいつもと変わらない口説き文句でした
「女神の様に美しいね!!愛してるーーッ!!!」
『............さりげなく愛してるなんて言わないで下さいな/////』
_______ジェームズはそう言ってバッと私に抱き着いてきました
避ける事ができなかった私はいきなり抱き着いてきた事と愛してる発言に思わず頬を赤らめてしまいました
ジェームズの様子を見ていたシリウスは唖然としています
それにしても...近くで見るとジェームズも端正な顔立ちをしていますね...
心の中でそう思っていた時、ジェームズが口を開きました
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
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作者名：黒羽明菜 | 作成日時：2020年12月20日 15時
