49話 ページ3
『[見回り...ですか?]』
Aは不思議そうな顔でミセス・ノリスにそう言っていた
_______こんな可愛い猫が見回りなんて、しっかりしてますね...
ヴィーナスは普段、悪戯好きなので何とも言えませんが...←
あっ、セイレーンやメリュジーヌも優しい性格ですよ?
[私のご主人様がホグワーツの管理人なの]
その時、ミセス・ノリスがAにそう言っていた
_______なるほど、だから見回りと言っていたんですね...
ホグワーツの管理人なら、見回りをしてもおかしくありません
あっ、作ったお菓子があるので渡しておきましょう
『[なるほど...ホグワーツの管理人でしたか。あっ、そうでした!これ食べますか?]』
Aはそう言って紙袋からピンクのパステルカラーの箱を取り出す
_______実はこれ、ヴィーナス達のお菓子なんです
三匹に食べさせたら凄く喜ばれました
悪い事ではないので、また今度作ろうかと思ってます
『[これ、猫が食べても平気な様に作ってあります。私も猫を...シャム猫を飼い始めたんです]』
Aはミセス・ノリスにそう言っていた
_______ヴィーナスは多分、今は家にいますが、帰ったら「置いてしまってごめんなさい」と多めに作っておいたものです
メスと言う事ですので、どれくらい食べるか分かりませんからね
[いいの?その子の為にとっておかなくても]
『[心配しないで下さい。たくさん作ってあるので大丈夫ですよ(笑]』
ミセス・ノリスはAにそう言うが、Aは笑いながらそう言ってパカッと箱の蓋を取る
中には様々な形をしたビスケットが入っていた
_______まあ、ヴィーナスやメリュジーヌ、セイレーンにも食べさせてるので大丈夫だとは思いますけどね
『[自信作なんですよ。食べて下さい!]』
Aは嬉しそうにそう言っていた
_______私の作ったビスケットが美味しいと思っていただけたら、嬉しいですが...
まあ、本人の感想を聞くのが先ですからね
[本当にいいの?なら、お言葉に甘えて貰って少しいただくわ]
ミセス・ノリスはそう言ってビスケットを箱から器用に一つだけ取り、自分の目の前に持ってくると両手を上手く使って、ビスケットを甘噛みする
_______まあ、器用に食べますね...
こんな上手に食べる猫って見た事がありません
さて、味の方はどうなんでしょう...
[......!!美味しいわ、貴女って天才ね!!]
ミセス・ノリスはAにそう言っていた
_______美味しいって言っていただいてよかったです
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作者名:黒羽明菜 | 作成日時:2018年9月17日 22時