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ある日のことだった。

その日も、命令通りに標的を殺した。

帰ろうとしていたとき、
不思議な言葉が聴こえてきた。

言葉、いや、しゃべり方が不思議だった。

私は何故か、それを忘れられなかった。


戻った後、調べてみるとそれは【歌】と
いうものだった。

私は、沢山の歌を聴いた。
歌を歌ってみたりもした。
なんとも言い難い、何かを感じた。

いつも、いつも歌った。

起きたときの身体検査の時も。
武器を手入れしているときも。
標的を殺す時も。

その内、私には【歌姫】という
裏社会での異名がついた。

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作者名：夜桜猫々 | 作成日時：2019年6月30日 17時

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