キミハイラナイヨ。3

第109話 話題 ページ27

……………………。
ゴンベエが黙り、沈黙が広がる。
コイツが黙ると、話すことがなくなる。
仕方ない。話題を作ってや
Q太郎「オレは…覚悟を決めたぜよ。」
話題作ってくれたわ。
サラ「Q太郎さん…」
Q太郎「黙って終わるのが…最も愚策じゃ。だから言う。
これまでの探索や話し合いで…足手まといや力不足を感じたヤツ…

カンナ、ギン、ナオ…お前ら3人じゃ。」
ギン「……！」
カンナ「………」
ナオ「そんな…！」
レコ「ふざけんなテメー！！
ちょっと力があるからって自分は選ばれねーとでも思ってんのかよ！！」
Q太郎「ならオレに投票すればええがや！！」
レコ「なっ…！」
Q太郎「しっかりお前さんの意思で投票しろ！！
オレが不必要なら、責任を持って殺せよ、レコ！！
それが…覚悟ってもんだろ！！」
………。
しっかり覚悟決めてたわこの人。
レコ「…………ナオ！カンナ！ギン！
言え！自分の言葉で…お前達の価値を…証明するんだ！！」
ナオ「…わ…、私は…私は…！
ちゃんと探索しました！！ちゃんと見つけたんです！！色々…！！」
カンナ「か…カンナは…」
ソウ「……………」
…ソウがカンナに睨みを効かせた気がする。
あのクソ野郎、なんか考えてんな。
ギン「………………」
Q太郎「ギン！黙ってちゃ…終わるんだぞ…！
まさか…死んでもいい、なんて考えてるヤツはいねぇよな！？」
私死んでもいいけど。
ケイジ「…まずいね、サラちゃん。
Q太郎は本気だ。」
サラ「…どうしたら…！」
ケイジ「…引き出してあげるんだ。サラちゃんにしかできないことだよ。」
私にしか…
サラさんがボソッと呟いて、ナオさんの方を向いた。

第110話 引き出す→←Olympic始まったねってそれだけ。

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