キミハイラナイヨ。3

第100話 脱出方法(ケイジside) +感謝 ページ16

ケイジ「……遅いな。」
七瀬ちゃんが中に入ってかれこれ20分。
何かしら謎解きがあるのかもしれないが、七瀬ちゃんの頭なら瞬殺できる。

もともとあの白い部屋は、七瀬のあの事件の記憶を揺さぶるものだった。

なら……。


七瀬「あ、入る必要ないですよ戻って来たんで。」
ケイジ「…遅かったねー。何かあったかい？」
七瀬「見たくもないんでこれはケイジさんにお任せします。」
ケイジ「………なるほどね。」
七瀬がそっぽ向いて渡して来たものは、1本の縄とカッターだった。
これも、七瀬の記憶を揺さぶるものだ。
…誘拐犯側は知っているのか。
あの事件の真相を。

七瀬が2年半前に関わったとある事件は、未解決事件として警察に秘蔵されている。
動機は未だ不明。
彼女にとっては、それが一番の苦痛だ。
七瀬ちゃんは平気なフリをしてるけど、

…もうそろそろ、限界なんじゃないかと考えてる。

七瀬「…で、それ使ってどう脱出します？」
ケイジ「そうだねー、どうしようか。」
“他に何かなかったのか”とは、あえて聞かない。
ケイジ「七瀬ちゃんが蹴破った穴はだいたい十数メートル先。
縄の端を投げれないワケじゃないが、誰かに受け取ってもらわないとさすがに無理だな。」
七瀬「ですよねー。
ソウさんでも来てくれればいいんですけどね。」


ソウ「あれ…そんなところで何してるの？」



〈作者追記〉
やあ。
やあやあやあ。
作者の曼陀羅華だゼ☆
やっとできたよ達成感半端ねーなこれうへへ
(=´∀｀)
この度、100話達成致しました…！
ありがとうございます！
m(_ _)m感謝〜
これからも亀更新ですがよろしくお願いします！！！

(≧∀≦)アリガトウ☆

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